0時回って、昨日の仕事帰りにレイトショー観てきました。
おおざっぱにあらすじをまとめると、「シカゴ市内で列車が爆発し、乗客が全員死亡する。犯人は次の爆発を計画しており、その実行まで残された時間はわずか。爆発した列車に乗っていた乗客の脳内に入り込み、タイムリミット8分の間に爆弾と犯人を探しだすミッションを課せられた男が、8分間だけの転送を繰り返し徐々に犯人へと近づいていくストーリー。」
予告から想像していた感じとは少し違いました。
もっとミッションに深入りしてストーリーが進んでいくのかと思っていたのですが、割と展開はあっという間で、むしろ簡略化されていたような気もします。だけど考え方によっては「タイムリミット8分間」を何度も何度も(展開は異なるとはいえ)見せられたら視聴者も萎えちゃうから、あれぐらいで良かったのかもしれません。ただ、どこに焦点を置きたいのかが見えにくかったのが残念でした。主人公に当たる人物の背景的なものの説明が足りなかったり、恋愛ものとしてもアクションものとしてもサスペンスものとしても中途半端感は否めませんでした。
親子の会話もすごくいいんですけど、そこに行きつくまでの裏背景がほぼ描かれていないから勿体なかったなぁ。
元々のベースはいいので、もうちょっと時間の構成を上手くすればいっきに面白くなりそう。テイストは好きです。
最後の「もう一つの」ハッピーエンドも見抜けなかったわけじゃないけど、発想自体は私の期待以上だったので、エンディングは良かったです。大どんでん返し的なのも考えていたけど、逆にそれを裏切られてド直球で犯人にたどり着いたのである意味吃驚しましたし。
小説とかだったらもっと事細かに展開を終えて、奥深いものになっていたような気がします。あと30分長かったらなぁー。