
朝の戦隊ものにもどこか通じる登場人物たちの役どころや背景が、ちょっとアッサリしすぎているのになぜかくせになる感じが良かったです。
私が抱くヒーロー像ってまさにソーに近いかもしれません。傲慢で身勝手でだけど正義感が強くて情に厚い主人公が、初めて困難にぶち当たった後の成長して磨かれていく展開。とっても好きです。
現代と神話とリンクさせた話しだから、ファンタジー色は強く、どちらかと言えば神話をベースにしている割には中身の深い作品ではないかもしれません。要素は多いけど、あくまで予備知識がなくてもいいよう噛み砕いた感はあります。
だけど、とにかく頭を捻らせないでもストーリーに身を任せていけば、存分に面白いと思える作品だと思います。
暴れている時に見せる野獣のような力強い表情と愛情によって生まれた優しい表情のギャップが、観る人を一瞬で味方にしてしまうのではないでしょうか。

ちょっと残念だったのが、チームの絆は強いんだろうけど、あんまり発揮するような場面に恵まれていなかったから、ちょっとソーの独壇場にも思えたこと。
一方で、兄の分かりにくい心境の変化は、時に燃えるように嫉妬深く、時に氷のように冷徹で、ハラハラさせられました。実はソーよりもずっと内に秘めているものが篤かったように思うし、それゆえに最後まで敵とも味方とも取れる難しい位置にいたのが私にはかえってミステリアスで良かった気がします。
分かりやすい弟と、分かりにくい兄と・・・・違う方向からたどれば、この作品は父親と兄弟の人間ドラマとも取れます。
もう一回観に行ってもいいなぁって思える内容でした。
あ!クリップ式3D眼鏡を購入しました。ダブル眼鏡じゃなくなったので楽でした~。
でも、別に3Dじゃなくてもこれ、十分楽しかったような気がします。そこまで飛び出るような映像なかったし・・・。ただ、世界観は好きでしたね。あれは3Dが見せる光の立体が成せる技でしょうから
