「バーレスク」 感想 | Holiday Life

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すごくパワフルで妖艶で、観る側を魅了する力のある作品でした。
主人公の持ち前の明るさや艶っぽいのにあどけなさの残る表情が印象的で、特に舞台の上と下の彼女・・・このギャップが何より魅力的。夢に向かって迷いないまっすぐな姿勢にうらやましささえ感じました。

センスや実力の世界なのに仲間の才能を喜び、ともに同じ舞台の上で輝く仲間たちの姿は、クローズアップこそされなかったものの、とても素敵だったと思います。バーレスクという限られた1つの場所であるにも関わらず、ひとたびステージに照明が灯ればそこには別世界が広がっている――力強い声が空気を震わせ、観客が息をのみ、華やかな色と音が飛び交う。
バーレスクでの妖艶さが少しもいやらしさがなく、最後までどっぷりつかって楽しめたのも、そういった世界観の広がりにあるかもしれません。

素晴らしい歌声を秘めた田舎娘が、夢をかなえるために都会に出て、バーレスクに出会い、才能を開花していくストーリー。ようはよくあるサクセスストーリーなんですが、ストーリーに浸るのもよし、スクリーンを1つのステージととらえ、音楽とダンスと歌声のパフォーマンスに酔いしれるのも良し・・・・・

「コヨーテ・アグリー」や「グリッター」が大好きな私にとってはものすごくヒットな映画作品でした。
今年何本見れるかわかんないけど、この作品はベスト3に入ると思います。面白かった!!!