もっと長い旅を観ていたかったな。上映時間が限られてるのが惜しい感じがしましたけど、こればかりは仕方ないですね。
すごいですよ、「実写化」じゃなくて「邦画のままのアニメーション化(アニメ化ではなく映像演出がアニメ世界に通じる部分があったってことです)」!!!!実写化って言うとあんまり今まで当たりってないかと思いますし、この作品も実写化って言ったらオリジナル好きさんには納得いかないところも勿論あるとは思います。だけどなんか普通の実写化とは違う感じがしました。
戦艦のクオリティの高さとか、違和感のない世界感が魅了してくれます。邦画でここまでのSF映画って珍しい・・・いや、初めてなんじゃないかな。特に世界に向けて発信した大作としては。
細部へのこだわりとか、とにかく映像だけでも圧倒されて見る価値はあるかと思います。洋画のSFに並べても恥じない作品だと思います。
ストーリーは、原作ファンにとってはやっぱりまとめすぎ感があったと思います。
ただ、上映時間を考えればそこは文句は言ってられません。それに、期間をかけて物語を展開していくアニメに、内容の濃さや登場人物の背景や思い入れが敵うはずがありません。
私は原作知ってますけれど、ほとんど見たことはありません。世代じゃないもので・・・・(それでも初代ガンダムは見てますがw)だけど、間違いなくオリジナルを観たいと思わせてくれたし、この映画の中で登場した人物たちの人柄や歴史をアニメを通じて知りたいなって思いました。そういうことを思わせてくれる力や魅力のある映画だったと思います。緊張感もあったし、迫力も、感情移入もありましたし。
最後だけはアニメ版も見ていて知ってるんですが、それでも泣いてしまいました。その世界感を愛する人が作り上げると、これだけの傑作に仕上げることができるんだなぁって感じたし、とってもおもしろかったです。
ヤマト世代の人たちに感想を直撃したところ・・・(ただ単に、感想喋ってるのが聞こえただけですが ・ε・;)
「良く出来てたよ、面白かった(多分50代男性)」「かっこよかったねー(多分40代女性)」w
など、好評でした。中には「あー話飛んじゃってたね」って言ってた30代女性二人組もいましたが、それは最初に言った通り、上映時間内で飛ばない方がおかしい・・・・と。むしろ、どれだけのファンがいるか計り知れない国民的アニメを実写化するというプレッシャーの中、踏み切った勇気と、ここまでのクオリティの高い作品に仕上げたことに私は拍手を送りたいです^^
キャストの年齢のギャップとか、不思議と気にならなかったなぁ。
観る人は、あまりアニメのヤマトに固執し過ぎず、新しい視野で観てほしいなと思います。比較するんじゃなくて、日本のSF映画を楽しんでもらいたいです。^^