これは携帯のCMから生まれた50分の短編映画です。
大塚ちひろ、竹内結子、和田聰宏が出演しています。
姉が「絶対好きだと思うよ。」って言うし、タイトルからして好きっぽい感が伝わってきていました。
いざ見たら、スタートでもう「好き」っていうのが確定しましたね。
50分の中でとりわけ大きな物語があるわけでもなんでもないんですが、心擽られる趣あるカラフルな映像や演出に一瞬にして吸い込まれる感覚。
「幼い頃、年の離れた姉・ショコラが聞かせてくれるおとぎ話が好きだったテンコ。しかし、ある夏ショコラはこの世を去る。7年後、テンコはショコラのボーイフレンドだったジダンと再会する。ジダンの携帯電話には、ショコラが旅先から送った美しい映像が残されていた。それはテンコがおとぎ話だと思っていたものだった。携帯電話に誘われるように、テンコとジダンは旅に出る。 」
そんな物語なのですが、ファンタジーでもないし、想像でもないし、夢でもない。そんなおとぎ話のようなキレイで心躍る世界感があって、登場人物同様、私までショコラのとりこになってしまいます。こんな美しい光景を実際に見ることが出来たら幸せだなぁと思わせてくれると同時に、リアルに心を癒してくれるそんな不思議なパワーのある作品だと思いました。
音楽、セリフの一言一言までストーリーや映像の美しさを魅力的に魅せていてお気に入りの一つになりました。