①「食べて、祈って、恋をして」感想
離婚、失恋の空虚さや苛立ちを断ち切るため旅に出た女性のストーリー。
全く異なる文化と言語を持つ三つの国で、一つ一つ主人公の中に変化が生まれ、前進していく様がすごく共感できました。
心のモヤモヤを拭い去るために旅に出るという彼女の決断は、私が憧れるものでもあり、すごく素敵だと思います。途方に暮れた時、違う世界に足を運ぶのってよく言う気分転換の方法ですしね。
イタリアで食べて
インドで祈って
バリで恋をする
彼女の旅はものすごく人間的で、人の普遍的なテーマを問い掛けているような気がします。
ただ、旅は現実逃避の為に行くわけじゃないしそれじゃあ勿体ない。終着点で、必ず何かが見つかるのが旅をする理由なんだろうな。
主人公が何かルールや過去にとらわれていた隙に見失いかけてたものも、結局”自分はこの旅で変われた”って思えたことで、本当の幸せに気づけたんだろうから、やっぱり旅は人生において意義のある”サプライズ”であり”ギフト”であり”答え”なのかもしれません。
うん、やっぱり旅っていいな。そんなことをしみじみ思って、何か行動を起こしたくさせる作品でした。
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②「君が踊る、夏」感想
カッコイイ!!
よさこいのシーンに目がくぎづけになりました。なんだろう……外国のアクションシーンとかとは全く別の領域のかっこよさ。日本の祭の持つ歴史の重みとか、人の熱いパワーが力強く表現されてる様が、やっぱり同じ日本人だから惹かれるのかもしれません。
誰しも、やるべきことを見据えて、生き生きしてる姿はやっぱり魅力的ですね。
迷っている自分がいる時、それはやっぱり表情に出てどこか歯がゆさが伴うけど、逆にそれを振り切った時の潔さは、迷う時間があったからこそ何倍も清々しく誇らしげに見える気がしました。
この作品は、主人公が成長する内容に捉えそうになるけど、実は”成長している”ストーリーなんじゃなくて”本来の姿を発揮させていく”ストーリーなんじゃないかな。そこに誰かへの愛情や思いやり、時には嫉妬もすべて混ぜ込んで葛藤と決断と後悔を繰り消して、本当に大切なものがなんなのか導き出されていく過程がすごく等身大で入りこみやすかったです。
不特定多数の観客に向けて応援してくれているような映画って、心地よくて爽快です。
観れて良かったなぁー。
③「君に届け」感想
恋愛ものの中でも、これほどピュアなストーリーは久しぶりかもしれません。
原作はアニメーションの方を少しかじっている程度ですが、一通り知っていました。私はこの作品の中のピュアな恋愛ストーリーよりも、彼女の周囲のキャラクターたちの心温まるシーン各所に惚れこみます。
だからかもしれませんが、爽子と風早の関係は恋愛に発展するより、友達以上っていう微妙なんだけどほんわかと和める関係性に魅力を感じます。
映画は正直言えば、原作ファンなら多少観劣りしてしまう部分があったかもしれません。爽子の独特な愛らしいキャラクターは漫画ならではって感じがして、ちょっと等身大に描くにはリアル感が薄いし、映画版の風早は”さわやか君”というより”いい人君”っていう感じがしました。まぁ、いい人に変わりはないんだけども。
もちろんかっこよかったし、こんなクラスメイトの男子がいたら男女問わず絶対に人気者だろうなっていうのは納得しちゃいます。
漫画でも大好きな友達二人は私的に映画の中でも一番好きでした。蓮佛美沙子いいなぁ。
この二人はすごく自然体なままストーリーに存在感を与えてくれて、こんな友達欲しいなんて本気で思っちゃったくらい。友情再確認のシーンでは涙が出ちゃいました。
自分を好きになること、自分を好きな人を想うこと。
出来そうでなかなか難しいこと。だけど、人の繋がりっていいなぁって思える瞬間は、いつも自分ないし誰かを好きだと認めている時に感じることのはずだから、そう考えるとそう思える瞬間があればあるほど人は幸せなんじゃないかなぁって思います。そういうメッセージがこの作品から伝わってきて、ほんのり心が温かくなりました。
「届け!」って思いながら言葉も想いも発信していける人になりたいです。
休み全部、映画を観に行ってしまいました^▼^;
私が映画が好きな理由はいっぱいあります。
①一瞬でいろんな世界に連れて行ってくれる
②非現実的なことを味わえる(魔法とか冒険とか)
③視野が広がる
④喜怒哀楽がある→感情豊かになる
⑤考え方のバリエーションが増える
⑥好きな役者に会える
⑦主人公になりきって疑似体験ができる
⑧気分転換になる
⑨安いのに一定時間浸れる
⑩自分の目標や目的を作るきっかけになる
こんな感じ?私にとってはいいことずくし。
映画の中にはいれば、それは一種の旅や冒険になります。だから私は、ずっと映画好きなままでいたいです。