ムスメを連れて盆踊りに行ってきました。
盆と言えば、盂蘭盆会の盆ですよね。
諸説ある中の有力な説によると、
盂蘭盆会 < ウランバナ
サンスクリット語で「逆さ吊り」の意。
ヒトは死ぬと逆さ吊りになるという信仰。
ずいぶん昔、教わったことですが
ムスメにも伝えていきたいです。
(今のところ、何もわからず
単に楽しんでいましたが。)
【パパとスーパーボール
すくいに興じるムスメ】
* * *
少し前、昔お世話になった先生
(某病院の名誉院長)が他界。
日本の老年医学の先駆者の1人で
NHKの番組にスタジオ出演して、
米国の先端事情を報告した人です。
まだ学生の頃、「鞄持ち」として、
未熟だった私を生まれて初めて
米国視察に連れて行ってくれた
人生の恩人でもあります。
事情で葬儀には出られず、
彼の病院の看護師だった
実母のみが参列しました。
今夜は、盆踊りの太鼓の響きと共に
この先生のことや亡き親族のことを
少しだけ思い出すことができました。
身近な死者たちを思い出すことで、
自力だけでは生きてこられなかったことを
改めて感じさせてくれるのも、お盆です。
インドから仏教を通じてやってきた盆。
純粋な日本の伝統文化ではないけれど
皆で死者を思い出す貴重な機会です。
近親の死者を想起し供養するという
盆の本義をムスメにも伝えたいです。
