すっかり定着してしまったマスク生活ですが、肌荒れや口呼吸などで健康への悪影響も少なくありません。4月5日刊行予定の拙著「元WHO専門委員の感染予防BOOK」
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でも解説しましたが、他人と1.5m以内で面と向かっていなければ、マスクは必要ありません。私は「マスク警察」に捕まるのが嫌なので、電車内ではマスクを付けますが、いつまでこんな生活が続くのでしょうか。
日刊ゲンダイでコメントしましたので、以下に引用します。
英国の研究者は「あと数年」と分析
■日本のマスク着用
◎「まだ5年続く」との見方
ワクチン接種が進むまで、英国ではマスク着用が「あと数年間は必要」ー。英国の新型コロナワクチンの接種責任者、メアリー・ラムジー博士の見解だ。麻生副総理が「いつになったらマスクを外せるのか。記者なら知ってるだろ」と発言して物議をかもしたが、英国で数年なら日本の「マスク社会」はいつまで続くのか。麻生ならずとも気になるところだ。
ただでさえ、日本のワクチン接種は世界に出遅れている。みずほ総研は集団免疫獲得の目安とされる全人口の7割の接種終了時期を「来年3~6月頃」と試算。政府目標から大幅に後ズレしても、1年後にはマスクから解放されるのか。
「かなり難しいと言わざるを得ません」と言うのは、ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)だ。新型コロナの集団免疫獲得理論が達成されるには時間がかかる。集団免疫を実現した国はまだないのが現実だ。仮に集団免疫を獲得しても問題がある、と左門氏はこう続ける。
「まず心配なのが変異種です。南アフリカ型のようなワクチンが効きにくい変異種が発生したら、新たなワクチンを開発しなければならない。その間、マスクは手放せません。また、ワクチン接種後も抗体の有効期間はまだ分かっていない。期間が短く、定期的に接種が必要な状態が続けば、不安感からマスクを着用せざるを得ません」
人に感染する7種のコロナウイルスのうちSARSとMERSは撲滅。新型コロナを除いた残り4種は人の集団に潜み、今も流行を繰り返す。新型コロナも同タイプになることが考えられ、撲滅は難しい。一部の専門家の「治療薬ができればマスクを外せる」との見解もナンセンス。どんなに優れた治療薬が開発されても、感染者がゼロにならない限り、マスクは不可欠だ。
「ウイルスは死亡率が高いと患者と共に死滅するが、新型コロナにそこまでの死亡率はない。だから日本などは厳しい対策を取れず、ずっとウイルスが生き残る可能性はある。私は日本人がマスクを手放すまで少なくとも、あと5年以上かかると思います」(左門新氏)
花粉症対策でも分かるように日本人は欧米と比べてマスクへの抵抗感が薄い。マスク嫌いの麻生には、まだまだ息苦しい日々が続きそうだ。