ヨーロッパや北アメリカで「さる痘」(サル痘、さるとう)の患者が報告されています。今のところ患者は二桁、死亡者はゼロですが、日本への広がり含め、今後どうなるのでしょうか。

日刊現代の記事へのコメントを以下に引用します。

 

「感染者数は少ないものの、アフリカの局地的な感染症が欧米を中心に広がったことで注目を集めています。WHOの報告によれば、症状は身体に発疹ができる他、頭痛や発熱、リンパ節の腫れなど。[一般的な感染症に似た症状で、天然痘よりは死亡リスクは低い。欧米での死亡例は報告されていません。中高年以上は、サル痘にもかなり予防効果がある天然痘の予防接種で免疫力多少保有していますが、天然痘の予防接種を受けていない40歳以下の若年層は免疫がないでしょう」(元WHO専門委員で「感染症予防BOOK」(三笠書房)の著者である医学博士の左門新氏)

「欧州では患者の大半が性交渉で感染したと見られていますが、インフルエンザ対策のように、一般的な感染症対策が奨励されます」(左門新氏)

プーチンの重病説はどうなのか?

 

ロシアのプーチン大統領は甲状腺の病気、パーキンソン病、そして

近々手術を受けるのではという憶測が各国のメディアで報道されています。

ここへきて、血液のがんではないかというニュースも出てきました。

 

新型コロナ関連ではありませんが、このニュースに関する日刊現代での

コメントを以下に引用します。

 

血液のがんだとすれば、どんな治療が必要なのか。元WHO専門委員の医学博士・左門新氏がこう言う。

「『血液がん』は主に白血病や悪性リンパ腫などです。がん化した血液細胞を殺す薬を投与する化学療法が一般的で、必ずしも入院・手術が必要というわけではありません。ただ、薬でもがん細胞の増殖を抑えられなかったり、再発したりした場合は、より強力な薬を用いることになるので、薬の影響で減ってしまう正常な血液細胞を補充するために、骨髄移植を行う場合があります。高齢者の血液がんは悪性リンパ腫が多い傾向です」

 

「5年生存率は白血病が8~9割、悪性リンパ腫が6~8割と言われています。専門医を連れているとすれば、外出先で化学療法剤を投与していると考えられます」(左門新氏)

 

 世界40か国以上で確認され、デンマークでは新規感染者の半数以上を占めているステルスオミクロン株。ヨーロッパの一部の国の検査ではオミクロン株と判別されなかったためステルスという冠名がつけられましたが、日本では陽性の検査診断は可能。感染力がより強いためこの先流行がさらに拡大されるのかが懸念されます。

 

以下、「女性自身」でのコメントを引用します。

 

 デンマークの情報を、京都大学の西浦博教授らが分析したところによると、“従来のオミクロン株より感染力(実効再生産数)が18%高い”という結果が出たというのだ。

 

これについて、ハーバード大学院卒の医学博士で元WHO専門委員の左門新先生に話を聞くと、「ステルスオミクロンのほうが感染力が強いということは、日本でもデンマークのように、いずれステルスオミクロンのほうが主流になることが十分にあり得ます」
 さらに――。

「ステルスオミクロンに置き換わることで、第6波の感染者のピークの山が大きくなったり、一度やや下がってもまた上がって、ピークアウトが先に延びる可能性があります。また、下がり切ってから第7波が起こることもありえます」
 現在、猛威を振るう第6波については、2月の上旬にピークを迎え、3月ごろには収束するのではないか、と予想する専門家の声も聞こえてきていた。だが、ステルスオミクロンの台頭を考慮すると、収束の期待を裏切られる心の準備をしておいたほうがいいかもしれない。
 左門先生は、「ピークアウトがいつになるかは、正直なところ、まだわかりません」と首を振る。「そもそも、2月の頭にピークアウトするという予想は、海外の収束具合の例からみての推測なので、日本には当てはまらない可能性もある。ステルスオミクロンがいま日本でどのくらい浸透しているかも不明ですし、ピークアウトを予測するのは時期早尚だと考えています」(左門先生)

 重症化リスクについては、「従来のオミクロン株の亜種という位置づけですので、重症化しにくいのではないかと考えられています。ただ、まだ世界中に広がっているというほどではありませんので、はっきりわかっていないことが多いのが実情です」(左門先生)

 次に桜が咲くころには、安心して生活を送れているといいのだがー

 オミクロン株の第6派が日本でも猛威を振るい、新規感染者が全国で一日5万人、東京でも1万人と過去最多を書き換えそうなそうな勢い。日本全国の都県に「まん延防止等重点措置」がひろがりつつありますが、この先、「第6波」のピークアウトはいつになるのか、政府、自治体、国民もとても気になるところです。

以下、日刊ゲンダイへのこの点に関する公衆衛生専門家としてのコメントを引用します。

 

 米国、フランス、カナダ、豪州も同様に感染急増から3~4週間程度でピークアウトしている。各国の感染者数のグラフを見ると、ピークまでの急上昇カーブと、その後の下降カーブはほぼ同じ角度を描いている。
「これまでも感染者数はピーク時を中心に、ほぼ左右対称の釣り鐘形を描いてきました。これを数学では『正規分布』と呼び、自然現象の多くがこれに従う分布です。難しい数式で説明するのは避けますが、要するにワクチン接種などに限らず、感染に影響を与える要因が無数にあるから、正規分布になるのです。オミクロン株の感染は一気に拡大して、一気に収束する可能性が高いです。正規分布の左側の増加曲線の形からいつピークになるかある程度推測はできますが、日本ではまだピークに達していないので、増加曲線と左右対称になる下降線が正確には見通せないことが今の時点での問題です」(元WHO専門委員で医学博士、「感染症予防BOOK」(三笠書房)著者の左門新氏)

 画期的な新型コロナ感染予防法が開発されました。新型コロナ感染は、ウィルスのスパイクが人の体にあるACE2という受容体に結合して起こりますが、これを阻止するガムが作られたのです。ACE2とウィルス結合を阻害する物質を初めて植物から抽出し、これをガムとして生成しました。以下、日刊ゲンダイの記事へのコメントの抜粋です。

 

 新型コロナ感染で重要なのは「ACE2」と呼ばれる組織。ウイルスが細胞に感染する際に引っ付く、細胞表面の「受容体」だ。ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏が論文を読んだうえで、次のように解説する。

「新型コロナウイルスは肺や脳、舌や粘膜などに多く存在するACE2を介して感染します。ということは、ウイルスがACE2に働く作用を弱めれば、感染力を下げられるということ。つまり、ウイルスとACE2との結合を阻害してしまえば良いのです。このメカニズム自体は目新しいものではありませんが、今回の研究は、ウイルスとACE2の結合を阻害する働きを持つ『CTB(コレラ毒素B)-ACE2』を植物細胞から取り出し、それをガムに加工、気軽に使え効果が長い点で画期的です。コロナ感染者の唾液を使った実験では、唾液中のウイルス量が95%以上も減少しています」

 

「コロナ感染は主に口腔内の飛沫とエアロゾルによって引き起こされるので、口腔内のウイルスを減らせれば、感染、再感染および他人に感染させるリスクも下げられる。今後、臨床試験で、どの程度の効果が確かめられるかが注目です」(左門新氏)