フォーガットゥン ロケット団!
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- フォーガットン
◆レンタルDVDにて鑑賞。DVI-D接続。1080i。5.1chドルビーデジタル音声。
◆人にとって記憶とはいかにも大切なものである。うれしい記憶があるから,明日を生きられる。辛い記憶があるから,次は同じ轍をふむまいと考えもする。リドリー・スコットの「ブレードランナー」では,レプリカント(人造人間)が,古い写真を大切に取っているシーンがある。だれも記憶無しには生きられないのかもしれない。
◆そんな記憶物である。ミステリアスな要素はおもしろいし,親子の見えない絆実験という着想もいい。しかし,全体に軽い感じがするのはシナリオの練りが今ひとつか。
◆特筆すべきは,2回のロケット団現象である。さすがに最後の「キラーン」の星は出ないけれど,実写でみると怖いものだ。
◆ヒロインのジュリアン・ムーアはさすがの名演技だが,この人あんまり好きじゃない,顔が。色白だが,肌にはそばかす状のものがびっしり。これもベッドシーンではいただけないよ。
◆音楽はジェームズ・ホーナーで,それなり。サラウンドもそれほど印象的ではない。