キングダム・オブ・ヘブン エルサレム問題
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- キングダム・オブ・ヘブン 特別編(初回限定生産)
◆レンタルDVDにて鑑賞。
◆巨匠リドリー・スコット監督の歴史超大作。「デュエリスト決闘者」からのスコットファンである。冒頭に絵画タッチのスコットフリーというロゴが出る。自分の映画会社つくってまさに創りたいものを創れるということだろう。
◆冒頭,鍛冶屋である主人公が剣の道でもいきなり才を発揮するところはちょっとショートカット。父親が尋ねてくる前までの生活もほとんど語られないので唐突な感じではある。
◆しかし,後半の大戦闘シーンはさすがに圧巻。累々たる屍の上をカラスかなにかの鳥が群がっている映像には戦慄を覚える。人類の歴史が戦争の歴史であることを感じる。
距離を測定した正確な投石作戦,オイル作戦,やぐら引き倒し作戦など知恵で大群を迎え撃つあたりは実に爽快である。自分たち命は自分たちで守る,そのためには戦うときには戦うという心理は一つの真理である。
◆現在まで営々と続くエルサレムの問題がエピローグで語られ,実質上無信教の多くの日本人の一人である私は,この問題に興味をもつことになる。そういった意味でも価値ある作品であった。