バイオハザード2 バレンタイン刑事がかっこいい | 星空シアター

バイオハザード2 バレンタイン刑事がかっこいい

jill

◆レンタルDVDで鑑賞。


◆バイオハザード1の密室性が解放されて,ゾンビも山のように出てくるわ,核攻撃はするわ,でスケールアップしたはずなのに,なぜかあまりおもしろくない。やはり,密室にあっては,その密度が濃くなるようだ。限定された密室での第1作が第2作になって舞台が解放されて,失敗する映画は多い。例えば,「プレデター」はその例だ。ジャングルという密室の1作目は,大都会の2作目になって俄然つまらなくなった。


◆しかし,その逆もあって,例えば「スターシップ・トゥルーパーズ2」は1作目のような大量のバグは出てこないが,密室に場面を転換することで,上手に観客を引きつける作品に仕上げられた。


◆話をバイオハザード2に戻すが,新たなキャラとして,美人刑事バレンタインが魅力的である。特に容赦なく銃でゾンビたちを打ち倒す,警察署の登場シーンはすばらしい。主人公アリスが胸が薄く,中性的なのに対し,バレンタイン刑事は女性的で,露出も多く,それなのに男勝りのアクションで,実に魅力的である。が,映画が進むにつれ,だんだん影が薄くなるのは残念である。その分,アリスに焦点が当てられる。後半,もう少し,この美女刑事を生かして欲しかった。


◆それにしても,こんなにゾンビが出るのに,終末感がうすいのも残念である。黒澤清の「回路」は,ほとんど人が出てこないのに,終末感がうまく描き出されている。「28日後」の誰もいないロンドンの街も,怖かった。自分以外誰もいなくなる,これほど恐怖で,終末感を感じさせるものはない。本編の場合,群衆シーンが多くて,まだまだ,人類もいっぱい生きているし,終末感の描写をねらってはいなかったのだろう。


◆とまれ,アクションと銃を打ちまくる爽快さはあるが,怖くない映画である。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
バイオハザード & バイオハザード II DVDツインパック