宇宙戦争 スピルバーグよどこへいく | 星空シアター

宇宙戦争 スピルバーグよどこへいく

utyuu ◇ユナイテッドシネマ200人程度の小屋で観賞。少しおくれて入り,エンディング5分でトイレに行きたくなり,ずいぶんがまんしたが,限界で,席を立ち,戻るとエンドタイトルが流れていた。トホホ。

◇冒頭より息もつかせぬ特撮で見せる。スピルバーグらしい家族のきずなを漂わせながらも,母が去り,兄が去り,極限の中で,家族は離れ離れになっていく。勉強もせずだらだら過ごす兄は,地球を守るという自分の存在価値を見いだし,トライポッドに向かっていく。

◇名子役ダコタ・ファニングはその達者な演技は発揮できずに,こわがっているだけであり,もったいない使い方だ。才気煥発に父親を助けていくみたいにできなかったのかなあ。

◇ボストン行きのフェリーの場面は白眉である。引きさかれる家族,やっと乗ったフェリーもあえなく転覆させられる。様々な光か交錯する夜間のシーンはすばらしかった。

◇ティム・ロビンスとの静かなシーンはクライマックス前の静けさだろうが,あまりに前半との特撮の量のちがいに,少し拍子抜けする。

◇「続・激突カージャック」のころのエネルギーの爆発がないのは,スピルバーグも加齢したと思えばしかたないが,加齢なりの重厚な作品を期待してしまうのは酷なのだろうか。ああ,スピルバーグよどこへいく。