チャングムの誓い 第22話 大きな山となり 突風となれ
◆HDD録画、その日に視聴。◆宮中で死ぬことはできない。厳しい掟である。死期の近づいたチョン最高サングンはチャングムとヨンセンとともに、里へ。自分も行こうとしたハン新最高サングンに対し、「おまえがスラッカンを空けてどうする。この時こそ、自らが大きな山となり、突風となれ」という力強いアドバイスを残して、チョンサングンは宮中を後にする。いい台詞だ。「弱気になれば、小さな山も大きく見える。自らが、大きな山になり、突風となることで、相手は小さな山に、そよ風に見えてくる」心に刻みたい台詞だ。人生の指標だ。志を確かに、立ち向かっていくことの大切さを強く訴えてくれる。
◆チャングムやヨンセン,そして王の侍医の介護もむなしく,チョン最高サングンは誰も知らぬうちに逝った。「私の知らないうちに逝くなんて,絶対許しません!」泣き叫ぶヨンセンの声,そして子供時代のチョンサングンとのエピソードの数々,観る者の涙を絞る。「つらい人生と楽な道,どっちを選ぶ?」チョンサングンの質問に,チャングムの答えは名答だ。「サングン様は選べるんですか?私はつらいことはいやなのに,いつもつらいことばかり」厳しくつらい道が人を磨く。しかし,その中にも喜びやわらい,少しのゆとりがなければ生きてはいけない。チョンサングンは,チャングムたちにとって,喜びや笑顔をもたらしてくれるすばらしい人であったのだ。「火葬にして,灰をまいておくれ。雲になっていろいろなところを見てみたいんだよ。」宮中で不自由に一生を送る女官の悲しみをさらりと表現している名場面。
◆前半はチョン最高サングンの感動の最期,後半はこれに対比的に,胸が痛くなるような,すさまじいハン最高サングンいじめである。投げ出しそうになるハン最高サングンを,チャングムは「もし,投げ出してしまったら,私は絶対ハン最高サングン様を許しませんからね!」という毅然とした台詞で説得。ハン最奥サングンは,再び競い合いを行い,自分の前にそそり立つ障壁に立ち向かうことを決意する。おもわず,拳を握りしめ,「そうだ!よし」と叫んでしまった。何と,観る者の心を奮い立たせるのが巧みなシナリオだろうか。前半のヨンセンの「許しません」と後半のチャングムの「許しません」の符合もおもしろい。

アーティスト: TVサントラ, Alessandro Safina, キム・ジヒョン
タイトル: チャングムの誓い オリジナル・サウンドトラック