24 サードシーズン 5:00 上司(シャペル)が鬼にならねば・・・
◆ウイルス感染したガイルが死んだ。苦しみの中で、ミッシェルに言う。「家族には苦しまずに死んだと、そして愛していると伝えてほしい」自分の苦しみよりも家族のことを思い、また感染したホテル客のことにまで思いをやることのできる、すばらしい人物としてその終焉が描かれる。アメリカらしい。しかし、感動的である。◆トニーは妻ミッシェルと携帯で連絡を取り合い,妻の体調を気遣う。上司のシャペルがやってきて,分析の仕事が進んでいるかたずねる。まだ手をつけていないとトニー。ミッシェルとの連絡を指摘され,トニーは荒々しく「妻ですから!」
シャペルは,「これは戦争だ。仕事に集中できなければ,今すぐ家に帰るか,妻のいるホテルを監視しろ」と厳しいことを言う。「妻は死んだことにしろと?」
シャペルは「私はそう考えている。君もそうすべきだ。最悪の事態を想定し,彼女の敵をとるつもりでやれ」国家保全のスペシャリストのなんという厳しさだろう。
トニーはむろん,仕事を続けることを選ぶ。
◆鬼上司シャペルである。しかし,上司が鬼にならなければ全体が動かないときがあるのだ。それができない管理職は多い。生ぬるい薄い関係である。少し前,「上司が鬼にならねば部下は動かじ」なんて本がはやった。上司は鬼にならねばならないときがあるのだ。情のある鬼に。
◆トニーがミッシェルからの要請で,「自殺薬」をホテルに運ぼうとしていたとき,シャペルは初めは「違反だ」と言いながらも,状況を鑑み「運べ」と許可を出す。ただの冷血漢ではないのである。
◆またシャペルは,金の動きの分析に関して,テロリストを恐れさせるほど長けている。ここにまたCTUのヒーローが一人浮かび上がってくる。しかし,ヒーローは,間もなくその命が消えてしまう約束が,このドラマにはある。
◆テロリスト,ロジャーズの大統領への要求は,「シャペルを殺せ」。さあ,どうなるのか!もうこのドラマの渦からも逃げられない。ああ,ドラマを見る時間がもっと欲しい。

タイトル: 24 -TWENTY FOUR- シーズン3 DVDコレクターズ・ボックス