24 サードシーズン 8:00 家族愛の輻輳 | 星空シアター

24 サードシーズン 8:00 家族愛の輻輳

◆レンタルDVDにて視聴。

◆CTUメンバーのいくつかの家族の愛が輻輳し、苦悩へ向かうエピソードである。冷酷なテロリストサンダースにも娘がおり、娘との連絡携帯が、サンダースの位置特定となる。このような重要な場面でも、娘とのきずな(連絡手段)を残しているところは,甘いとも言えるが,家族を大切にするサンダースの人間的な側面を描きたかったのであろう。もともとイギリス諜報部の精鋭であり,ジャックに言わせると「いいやつ」だったのである。

◆さて,CTUメンバーでは,アナリストのチーフ格である,アダムの妹がコルデラウイルスに感染したことが伝えられる。我らがクロエ・オブライエンは,アダムの仕事に支障が出るとして,事実を伝えることに反対する。それは,クロエにしてみれば「気配り」だという。しかし,トニーは「その性格何とかしてくれ」と一顧だにしない。真実を伝えることの大切さ,それを知ってのち,仕事を続けるか否かは,アダムが決めることであるというトニーの考え方だ。賛成である。もし,隠し続けて,後に知れたなら,どうなるのか,想像すれば分かることである。クロエの「気配り」は考えが浅いと言える。

◆ミシェルに感染検査の結果が届く。震える手で結果をみる。しばらく彼女の表情からはどちらであったのか、判断が付かない。見事な演技といえる。トニーに電話し、「陰性だった」ことを告げた時点で分かる。夫婦の安堵と愛情があふれ出す。画面はスプリットスクリーンになり、二人の感動が同時に見られる作りは見事だ。しかし、この安堵も長く続かない。驚異の苦悩へと接続する。

◆「いいやつ」サンダースは抜け目なく、次の手をちゃんと用意している。娘との連絡線で居場所がしれた場合を想定していたわけである。サンダースの娘バーバラとキムを乗せた車は、CTUに向かっている。遮断機で停車し、横に不審なバイクが止まる。見るものは、キムたちが危ないと感じる。しかし、これまたみごとに予想を外される。サンダースの次の手は、キムと娘を奪還することでなく、コルデラウイルスの感染からまぬがれた、ミシェルを拉致することだったのだ。webを使って人質の画像を送り、トニーを脅す。30秒で決断を迫られるトニー。そして・・・。

◆家族の愛が輻輳し、それが苦悩へと向かう見事なシナリオ。次のディスクよ早く来てくれ!



タイトル: 24 -TWENTY FOUR- シーズン3 DVDコレクターズ・ボックス