エイリアンVSプレデター うすっぺらだがニヤリ | 星空シアター

エイリアンVSプレデター うすっぺらだがニヤリ

◆東京出張中,新宿伊勢丹裏映画館ビルの小さな小屋(70人)にて鑑賞。

◆すでに公開して日が過ぎ,小さめの小屋で上映された。が,前から2列目で観ると,まあまあの迫力で観ることができた。

◆もともと企画物で,2つのキャラを破綻無く対決させるためのシナリオに完璧を求める方が無理はあるが,こじつけっぽい部分はどうしても感じられた。

◆そのため,ストーリーの重厚さはなく,薄っぺらいのだが,そこここに,これまでの映画のオマージュというかパロディというか,ニヤリとさせられるカットがあり,これまでのシリーズを知っていると,より楽しめる。

◆例えば,ピラミッド内で,2人がクレバスをジャンプして越え,男は飛び越えるが,ヒロインは崩れる崖にクレバスに落下しそうになる。先に越えた男の悲鳴が聞こえ,エイリアンにやられたことがヒロインにも分かり,そっと這い上がってくるシーンは,初めに手袋が映り,つぎにフォーカスがヒロインの顔に合い,手袋はぼける。このカットは,「エイリアン」の中で,終末シャトルへの通路にいるかもしれないエイリアンを警戒しながら登ってくるところで,出てくる。初めに玉の汗にまみれたリプリーの手が映り,次に顔へとフォーカスが映る。(ニヤリ)

◆寄生されまゆに閉じこめられたヒーローをヒロインが殺してやるところは,「エイリアン」ディレクターズカットで追加されたシーンだ。ダラス船長は自ら「殺してくれ」というのだから,こちらの方が潔い。

◆南極へ向かう夜の砕氷船は,「ノストロモ号」にソックリ。(ニヤリ)

◆舞台が,わけのわからないピラミッド(3文明の文字がある!!!?)で,しかも「CUBE]状態に変化する迷路で,広がり感がなく,ピラミッドという既存の様式に乗っかったため,「エイリアン」の異星人の宇宙船のような想像を絶する異世界を創造できなかったスタッフのお手軽ぶりを露呈している。

◆また,「会社」が,時制的に今後となる「エイリアン」シリーズにどう結びつくのか,「エイリアン3」での「ヘンリクセン」との関連など,ゆっくり考えてみるのもおもしろいかな。