壱岐の島弦楽四重奏団 宴会本番 | 星空シアター

壱岐の島弦楽四重奏団 宴会本番

◆12月2日木曜日。ついにやってきた我ら新生「壱岐の島弦楽四重奏団」今年度初めての本番の日である。

◆出番は5番目。午後7時すぎとなる。6時から最後のリハーサルを行い,本番を待つばかり。本番を終えるまでは酒は飲めないので,ウーロン茶でのどをしめらす。酒は飲んでもいいのだが,確実に演奏の精度は落ちる。先輩から受け継いだ言葉だ。「少しアルコールが入った方が気持ちよく演奏できるんじゃない」との誘惑の言葉に,必死で闘い,酒で陽気さを増す会場で,4人はひたすらウーロン茶で頑張る。

◆ついに,出番の時がきた。打ち合わせ通り,挨拶の礼をして着席したら,すぐに「アイネクライネ」を弾き始める。これはかっこいい。以前ヨーヨーマのコンサートを聴いた際,彼は出てきて着席するなり,いきなりバッハの無伴奏1番を弾き始めた。本当になんでもないように。かっこよかった。我らのスタートもそう見えただろうか。

◆「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」1楽章は何度も練習を重ねた成果が出て,気持ちよく演奏ができた。弾くほどに楽しくなる。やはりモーツアルトは天才である。

◆私のMCをはさんで,2楽章を演奏する。会場は少しざわざわが戻る。やはり緩徐楽章で耳を引きつけるには,我らの演奏は不十分だ。ゆっくりした楽章がうまくできるようになれば,一流のアマチュアといえよう。まだまだだ。

◆その後,メンバー紹介をし,編曲物の「瞳を閉じて」「冬のソナタ」を演奏したが,自分としては楽譜を追うのが精一杯。左手にも力が入り,終わったときは痛みが走る始末。脱力は自分の最大の課題である。これまで数えきらぬほどの本番を経験しているのに,どうしても力が入って美しい音,響きのある音にならない。まだまだである。やはり,日々の練習を欠かさないことである。職場の昼休みに少しでも楽器に触れたい。

◆おかげでアンコールもいただき,「津軽海峡冬景色」で本番を終えることができた。かなり長い時間の演奏となり,4人ともどっと疲れた。

◆後半皆が楽譜を追うばかりで,互いのアンサンブルの電波をやりとりできるまでに至らなかったことは,反省しなければならない。もっと,曲を研究し,さらい,互いの音を聴きあわねばならない。その先にアンサンブルの本当の喜びが待っている。

◆次の本番も決まっている。自治会の新年会での演奏である。できるだけ,練習を組んでいきたい。