宮廷女チャングムの誓い ヨンセンの娘らしさ | 星空シアター

宮廷女チャングムの誓い ヨンセンの娘らしさ

◆所用により,冒頭15分を見落とす。女官の契り場面から鑑賞。(後にNHKのホームページで確認すると,皇太后が落第したチャングムを合格復帰させたようだ)

◆契りの中で,ノ尚宮(サングン)がお針子の実の母でないことが明かされる。実の母は,ノ尚宮のかわいがっていた女官であり,過ちがあった際に,自害させ,その子を密かに育ててきたということだ。この秘密を守り通すことが「女官の契り」となる。秘密の共有,これが仲間意識を高める効果もあるのだろう。

◆団結を固めたはずの女官たちだが,同室になったヨンセンとヨンノは,その性格の違いから,たちまち夜更けの大げんかとなる。神経質なヨンノとざっとしたヨンセン。今回のサイドストーリーで印象的だったのが,ヨンセンの娘らしい描写である。寝言で「おかあさん」とつぶやき,乳房を求めようとするところは一瞬どきっとする(チャングムの胸元に手を入れてくる)が,まだまだ子供であるヨンセンのかわいらしさが心に残る。

◆完璧なクミョン,落ち着いたチャングムと優等生ばかりでなく,ヨンセンら主人公を取り巻く者の人物描写をすることで,物語に深まりが出てくるわけだ。すぐれたシナリオだと感心する。