以前、上の記事で次のような疑問を示しました。

離(夏、南)、文章(あや)、雉の三者がどう繋がる??

これについて、自分なりに考えてみました。まず、「あや」の意味合いを確認しましょう。goo辞書(中身は『デジタル大辞泉』)にはこうあります。

特に苦心した、文中の言い回し。含みのある表現や微妙なニュアンス。「言葉の—」

他方、「あや」と訓読みする漢字としては、「彩」があります。雉の見た目が色鮮やかなことを、「あや」と言うのかもしれません。

 

続いて、古代中国語で書かれた『説卦伝』を読むにあたって、訓読みで連想してよいのか? これについて考えてみます。原文と書き下し文はそれぞれ、「離爲雉」、「離を雉と為」す。〈あや〉に連なることは何も書かれていません。

 

ただ、この解説として、本田が文章(あや)と書いています。雉の色鮮やかさに見出せる、繊細で微妙な色彩の変化。長い文章だからこそ表せる微妙なニュアンス。両者に共通する〈あや〉を読み取るのは、本田以前からなのかもしれません。前例を踏襲しているのであれば、そういうものなのかもしれませんが、釈然とはしません。

 

南は、五行だと火に当たり、四神だと鳥。雉も鳥ですが、実は飛ぶのが苦手。火は上に向かって燃えますし、鳥は空を飛べますので、連想が結びつくのでしょうが、雉を結びつけ、更に〈あや〉を見出し、長い文章につなげるのは、強引な気がします。

 

言葉に関わる卦について、思いついたことを述べておきます。言葉と関連する卦を、以前次のように整理しました。

 

この三つの卦を、九星気学風の升目に位置づけましょう。

 

夏から秋にかけて、言葉に関わりのある卦が連なっているのは、何か意味があるのでしょうか?

 

 

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サミー

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