今回はメキシコについてザックリと

 

 

世界を大きく区分した時に、

第1世界はヨーロッパ、第2世界は北米・アジア、

第3世界は中南米、第4世界はアフリカとする

 

 

第3世界である中南米、ラテンアメリカには33の独立国、非独立地域があり、

その内、18ヵ国がスペイン語圏、11ヵ国が英語圏、その他4ヵ国・地域

 

 

スペイン語圏の国

アルゼンチン・ウルグアイ・エクアドル・エルサルバドル・キューバ・グアテマラ・

コスタリカ・コロンビア・チリ・ドミニカ共和国・パナマ・パラグアイ・プエルトリコ・

ペルー・ベネズエラ・ホンジュラス・ボリビア・メキシコ

 

 

ラテンアメリカの中での経済ランキングだと

1位 ブラジル 2位 メキシコ 3位 アルゼンチン

 

そう、メキシコは発展し続けている国

 

 

人種構成は、

原住民(インディヘナ、インディオ)・メスティーソ(スペイン人と原住民の混血)・

アフリカ系黒人・外国人といった感じ

 

割合的には、メスティーソが一番多い

 

インディヘナやメスティーソの肌が茶色い人たちは、

Moreno モレノ /  Morena モレナと呼ばれる

 

 

 

 

アフリカ系黒人がいるのは、

スペインの植民地時代にアフリカから奴隷として連れてこらてた人々の子孫たち

 

宗教はほぼ、カトリック

 

 

 

歴史的背景として、

アステカ帝国がスペインのイケイケ時代によって滅ぼされ、植民地状態が300年続く

その頃は「ヌエバ・エスパーニャ」と呼ばれていた

 

1821年にスペインから独立

以後、政治腐敗や貿易赤字により貧富の差が拡大

 

ヒスパニック、チカーノなどの言葉があるように、アメリカとは大きなつながりがある国

 

カリフォルニア、テキサス州は元々はメキシコやったみたい

 

 

体裁上は共和国制(人民主権)やけど、実際は社会構造が逆転してて

国をコントロールしている最高権力は麻薬カルテル(マフィア組織)が握ってる

その下に

政府・警察など国家権力があるような状態

 

カルテルが政治家・警察・公務員とかを賄賂により買収、協力して

アメリカを中心に各国に麻薬を密輸、原油・天然ガスなどの資源密売ビジネスを行ってる

 

ほとんどが武力による恐怖支配、元軍人だけのエリートチームもあるほど

Money Ova War

 

 

 

マフィア事情

メキシコのカルテルは、13組織 / 団体

 

二大組織としては、

シナロアとヌエバ・ヘネラシオン

 

Cartel de Sinaloa (通称 CDS) シナロア・カルテル

1989年設立

El Chapo エル・チャポことホアキン・グスマンで有名

 

Cartel de Jalisco Nueva Generacion (通称 CJNG) ハリスコ新世代カルテル

2009年設立

かつてCartel de Guadalajara グアダラハラ・カルテル(1980年設立)が

メキシコで活発に活動していたが、衰退とともに代頭

 

 

 

普段生活している中では、メンバーの人とはそう出会いません、

出会ってても気づいていません。笑

 

 

政治の現在の動向は

 

メキシコ200年の歴史上初、女性大統領クラウディア・シェインバウムさんが誕生

財政赤字や水・電力不足などの課題に取り組む

 

世界的にも注目度は高いものの、

選挙に際してカルテルにより政治家93人が殺害されたことを考えると、

劇的な変化を求めるのはかなり難しい

 

 

 

実際のところ、

メキシコの最近の若者の就職率が一番高いのはカルテルと言ってもいい

理由として、

「普通に企業で働いても月15万ほどしか稼げない、カルテルだとたくさんお金を稼げるし、

家族や自分を裕福にするためには自然なことだよ」

と言う人もおった

 

数十年と時間はかかるだろうが、若者がリスクを負わずに豊かな生活を送れる社会を創っていって欲しいね

 

 

 

 

Hasta luego