どうも昨日はある過ぎたみたいだ。夜中に足がつってどうしようもなかった。
 ともあれ、京都ツアー2日目は、ホテルをチェックアウトして、近くの駅から京阪電車に乗って伏見稲荷大社を目指した。

 本殿に参拝してから、千本鳥居を通って奥宮遙拝所へ。


 時間に余裕があったので、景色のいいところまで行ってみようということになり、鳥居をくぐって京都市内(伏見・深草)が一望できる展望所まで上る。途中で株式会社田中栄商店が奉納した鳥居を見つけた。


 伏見稲荷大社最寄りのJR稲荷駅から電車で一駅移動し、京都五山の一つにして紅葉の名所・慧日山東福寺へ。名物通天橋からの紅葉は、盛りを些か過ぎたとはいえ、迫力満点。


 ここから、市立日吉ヶ丘高校の脇を抜けて、日本史の教科書で見覚えのある悲田院の門前をかすめて上り坂をひたすら歩くこと25分、泉山御寺泉湧寺に到着。皇室と関係の深い寺院のようで、天皇陛下の退位で喧しいなか200年前の生前退位の資料が残っているらしく、昨日もTV局の取材があったとの由。2日間酷使した体に和菓子の甘さが染み渡る。

 泉湧寺庭園を見学して、近くのぼけ封じで名高い新那智山今熊野観音寺に参詣後、東福寺の駅に戻る。駅前の露店で七味唐辛子を購入後、電車とバスを乗り継いで京都鉄道博物館へ。施設に入場後、20系食堂車の中で弁当で昼食。大学受験の時に寝台列車で上京した様を思い出し懐かしい気持ちになる。できればプラスチック容器入りのお茶も併せて販売してほしい。
 京都鉄道博物館は広々としていて、大宮の鉄道博物館に比べて鉄道ジオラマも大きく運転シュミレーターの数も多いように感じた。何よりも梅小路機関区跡の扇型機関庫に多くのSLの実機が収蔵されているのが素敵だ。今のところ京都駅からのアクセスが市バスだよりで時間がかかることがネックだが、建設中の梅小路新駅が開業すれば、交通の便も飛躍的に改善するだろう。

 帰りの時間が迫ってきたので、京都駅まで戻り、今話題の阿闍梨餅を職場へのお土産として買い求め(行列に20分ばかり並んだが)、京都を後にした。
 高野山に行くつもりで準備していたが、先日の台風で南海電車の高野下~極楽橋間が地滑りにより不通となり、橋本からの代行バスも大幅に遅延しているとの情報から断念した。とはいえ、長崎~伊丹間の航空券を旅割運賃で買ってしまっていたので、かねてから訪ねたいと思っていた「三尾(高雄・槙尾・栂尾)」と「夜の紅葉ライトアップ」を見に出掛けるこにした。
 伊丹空港に降りると、そこからリムジンバスで新大阪駅に出て、新快速電車に乗り継ぎ京都駅へ。駅前のバスチケットセンターで「高雄フリーバス」を購入し、西日本ジェイアールバスに乗り、渓谷を縫うようなつづら折りの道を辿り栂尾に到着する頃にはお昼になっていた。バス停の前のとが乃茶屋に入り清滝川を望む座敷で昼食を摂る。


 しっかりと腹ごしらえをした後、階段の参道を上り鳥獣戯画で有名な栂尾山高山寺に参詣。紅葉はほぼ散っている状態


 清滝川に沿って15分程下り、槙尾山西明寺へ。日頃の運動不足がたたり、参道の石段を昇る足取りが重くなり始める。

 さらに清滝川に沿って7分程歩き、高雄で橋を渡ると、長く険しい参道を息を切らしながら上ること15分、ようやく世界遺産・高尾山神護寺に到着。サザエさんは楽々昇っていたのに。足が痛い。


 上った道は降りねばならない。20分かけて山城高雄のバス停まで辿り着き、西日本ジェイアールバスに乗る。もう階段を上るのも辛い。来たバスがノンステップバスで良かった。
 午前中来た道を3分の1程戻り、御室仁和寺バス停で下車。疲れた足には過酷な段差の高い階段を上り、世界遺産・大内山仁和寺へ。旧皇居の紫宸殿、清涼殿、常御殿などが下賜された御殿や庭園を見学。この辺りまで降りてくると、紅葉もまだまだ楽しめた。


 次に大雲山龍安寺へ向かう。予定では歩いて向かうことにしていたが、あんまり足が痛いし、フリーパスもあるので、バスに乗って向かうことにする。龍安寺の紅葉は、盛りをちょいと過ぎたくらい。名高い石庭の手前の紅葉のトンネルには圧倒された。


 龍安寺の石庭は、思ったよりも狭かった。

 バスを乗り継ぎホテルに向かい、チェックインした後、ホテル近くの中華料理店・マルシン飯店で夕食を頂き、紅葉の名所にして夜の紅葉ライトアップ実施中の聖衆来迎山永観堂禅林寺に。
 紅葉の見頃は過ぎていたものの、夜にも関わらず、「永観遅し」の故事で知られるご本尊のみかえり阿弥陀像が開帳されており、間近に見ることができた。


 まだ時間があったので、同じく夜の紅葉ライトアップ実施中の華頂山知恩教院大谷寺(知恩院)に向かう。折から行われていた法話を途中から拝聴し、紅葉を巡り境内を散策した後、午後10時前にホテルに戻る。
 5月4日、世界遺産登録候補・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産のうち、唯一佐世保市内に所在する、黒島天主堂を見学に出掛けた。
 自宅を朝早く出発し、松浦町公園口バス停で相浦桟橋行きのバスに乗り換え、黒島へのフェリーが出る相浦港を目指す。乗ったバスが大幅に遅れていたので、フェリーの出発時間の4分前にからくも相浦港フェリーターミナルに到着。すぐさま黒島までの往復乗船券を買い求め、フェリーに飛び乗る。

 決して大きな船ではないものの、室内はほぼ満席の状況で、デッキにまで乗客があふれる状況。早くも世界遺産効果の兆しが窺える。何せ長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産の中では、比較的行き易い場所にあるので、世界遺産登録の暁にはとんでもないことになりそう。
 因みに、長崎市にある大浦天主堂以外の長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産の訪問には、現在でも事前登録の制度があり、訪問する前に事前登録しておいた方がよさそう。
(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産のホームページ)
 快晴の天気の中、潮風に吹かれながらの50分の船旅を経て、黒島港に到着。

 速攻で、黒島ウェルカムセンターに向かい、レンタサイクルを借りようとしたが、全部借りられて出払っているとのこと、他に公共交通機関もないので、仕方なく歩いて黒島天主堂を目指す。

 ただただひたすら緩い上り坂を登り続けること25分、ようやく黒島天主堂に到着。
 
 天主堂内に入ると、フェリーに車を乗せてきた人やレンタサイクルを借りれた人など約10名ほどの先客が。国の重要文化財に指定されて以後、天主堂内の写真撮影は禁止されているという大人の事情があるので、天主堂の詳細は下記のホームページで。
(キリシタンの島・黒島観光)
 
 見学を済ませると、にわかに腹が減ったので、島内でも数少ない食事処の中から、民宿つるさきさんを訪ねる。本来、黒島での食事は予約が必要なのだが、飛び込みの私たちに対して、美味しい島めしを準備していただきありがとうございました。また、港までの送迎や観光案内も予約で受け付けているそうなので、次来る時は是非予約してお世話になりたい。
(民宿つるさき)
 空腹を満たしたところで、キリシタン墓地を訪ねる。頭頂に十字架を頂く墓石がずらりと並ぶ様は圧巻だ。
 
 帰りのフェリーの時間が迫って来たので港に徒歩で移動し、黒島ウエルカムセンター一息つく。帰りのフェリーも、来た時と同様、満席状態だった。
 世界遺産登録前にこの状況なので、世界遺産に正式登録後はかなりの混雑が予想される。黒島に行くなら世界遺産登録決定前がおすすめだ。