今回は5文型の話をしたいと思います。第二回目「SVOOについて」です。

Sは主語
Vは動詞
0は目的語(直接目的語と間接目的語の二種類があります)
Cは補語

前回も書きましたが、この5文型を理解していないと英語が伸びません。
でも、食わず嫌いで、理解していないと、いつまでたっても英語がうまくならないケースもあります。
しかし、私は、「他の文法書にあるように完璧に正しい文法をつくる」ということはまずは必要ないと考えています。
こういう文型が動詞によってつくれたり、つくれなかったりするという大きな構造を知っていることが重要だと思っています。
そこで、完璧に5文型をつくれなくても実用的な手抜きのコツもお伝えしたいと思います。なので、きちんと理解したい人は参考書を読み直してくださいね。

今回はSVOO

簡単に説明すると

SVOO(S V O1 O22)は
I give him the book.
私は彼にその本をあげる。

という文型です。
彼に(間接目的語)
本を(直接目的語)

こういう格好いい?ことができる動詞の場合のみ、このSV00の文型がつくれます。

また、SVOO文型は、前置詞を使って書き換えができる構造を持っています。

つまり、上の文章は

I give the book to him.

という形(SVO+前置詞句)で必ず書き換えることができます。前置詞は概ねtoかforです。

また、このSVOOの文型で日常的に使う動詞は以下の動詞などです。

give    与える
show    見せる
offer    提供する
hand    手渡す
pass    手渡す
send    送る
teach    教える
tell    伝える
pay      支払う
lend    貸す
tell  言う
buy      買う
get      手に入れる
find    見つける
make    作る
cook    料理する
choose    選ぶ
leave    残す
play    演奏する
sing    歌う

このことから、それぞれの動詞がSVOOを取れるかどうかが判断できない時には、実用的には以下の手抜きができます。

1.上記の単語を使う時だけ、SVOOで文章を組み立て、それ以外は(SVO+前置詞句)で使う

2.どんな単語でも無理やりSVOOで使ってしまう!
 
例としては、I say him the truth.という言い方を無理やりするということです。
tellはSVOO文型がとれる動詞でI tell him the truthということができますが、sayはSVOOが取れないのですが、無理やりSVOOで使える動詞として使ってしまうという例です。
もちろん、これは文法的には間違いですが、構文の意志が明確なので、間違ってるけど、言おうとしている意志はわかるというものです。

会話で文法が重要だというのは、それぞれの動詞がどの文型に当てはまるかを知っているかどうがの知識ではなく、このような文章の構造を意識して話せるかどうかで、その人の英会話力の伸びが全く違ってくるからです。