愛知からご入庫頂いた2005年モデル VWルポくん。

 

 

数回に渡り修理経過のご報告記事は書いておりましたが、、、実はこの度のご依頼の経緯はブログには書かないつもりでした。

 

然し、数週間に渡りルポくんに手を掛け、絶好調になっている様子をこの手で感じるにつれ、当ブログ読者である同じワーゲンファンの皆さまでしたら、この話を共有しても良いのかな?と思った次第です。

 

 

 

実は、今回の依頼主さんは、ルポくんの前オーナーのお父様。

 

亡くなった息子さん(ルポくんの前オーナー)が可愛がっていたルポくんを、引き続き家族で大事にする為に、パワステオイル漏れ修理先を探して、大変ご遠方ですが当店に辿り着いたそうです。

 

車内には前オーナーである息子さんを感じる形跡も所々残っており、それだけでもご家族の心の拠り所になっていくものと感じた次第です。

 

 

大切なルポくんの修理メンテナンスに対して、心を込めて全ての作業を実施させて頂きました。

 

どうぞ、末長く可愛がってあげてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

その他のご依頼事項は上記前記事にてご報告済みです。

 

 

 

 

先ずは、当初ご依頼頂いたステアリングラック交換の詳細報告より。

 

 

 

 

何処を探しても見つからないルポのステアリングラック(パワステギアボックス)ですが、、、
 
リビルトならある所には有ります。
 
中古パーツは稀に出ますが、殆どリスクの塊。
 
安心感にはほど遠いのでリビルトパーツでの修理がお勧めです。
 
 
 

 

 

要コア返却。
 
続けて他ユーザーさんの、お役に立ちます様に。
 
 
 

 

 

作業段取り確認して、、、
 
 
 

 

 

バラします。
 
当然、サブフレームも切ります。
 
 

 

 

手前が取り外した故障しているパーツ。
 
奥はリビルトパーツです。
 
 
 

 

 

ブーツはめたり、タイロッド移設したり、、、
 
準備ができたら車体に戻します。
 
 

 

 

マフラー等々外してます。
 
各部清掃して、、、
 

 

 

取り付け完了。

 

写真すると、たったの2枚ですが、、、

 

恐ろしい程に手間暇が掛かっている事だけは、日記に書いておこう。

 

 

 

 

 

テスト走行して、漏れ等の再点検。
 
 

 

 

問題無いので閉じます。
 
 
 

 

 

最終点検時に追加作業のご依頼。
 
スターターモーター交換です。
 
コレが意外に、ヤバい所に付いてます。
 
 
 

 

 

またまたマフラー外して、、、
 
 

 

 

取り外すも、、、
 
約3時間の大ハマり。
 
最終的には左腕を削りまくって、外れました。
 
 

 

 

交換パーツはコチラ。
 
左が外したパーツ。
 
右がリビルトパーツ。
 
 

 

 

コチラの不具合パーツも、ステアリングラック同様に再利用されて、何方かのルポくんの元へ。

 

今後ともお役に立ってください。

 

 

 

 

取り付けは意外にスムーズにいきました。
 
折り返し後は、約1時間ほどで完了です。
 
 
 

 

 

この後、30キロほどテスト走行実施。

 

問題無いので明日には陸送会社さんに持ち込みますね。

 

 

では、もう暫くだけ、お待ちくださいませ。