さて、既存ユーザー様のご家族所有の2013年モデル ポロくん。
走行距離7万キロを超えておられて、地元の新車ディーラーでは、「DSGオイルは交換不要です。」とのことで、作業依頼をいただいております。
本当にDSGオイルは交換しなくて良いのでしょうか?
ネットで「DSG 故障」と検索いただくと、その壊れっぷりに驚愕されると思いますが、全てが全てのDSGが故障する訳ではないですし(年式やモデルで傾向がでてます)、故障する傾向や故障し難い予防メンテナンスは、ほぼ確立しつつあります。
さて、乾式及び湿式DSGの故障原因としては、DSG内部の温度上昇が大きな要因とも言われてます
もちろん劣化したDSGオイルでは、冷却効果も低下しますので、熱による基盤損傷や内部システムにガタやストレスが生じたり、油圧上昇によるカバーの変形やケースの破損が発生し、最悪はDSGオイル漏れによるシステムダウン(走行中に突然、動かなくなる)という事態に繋がるのです。
当店の場合、乾式7速DSGのオイル交換には、VW純正DSGオイルを使用します。
1リットル定価が¥3.000円で凡そ1.7~1.8リットル使用しますので、オイル代だけで¥6.000円(税別、工賃別)。
これだけで、DSG故障のリスクをかなり回避することができます。
交換前のDSGオイルです。
今回、吐出したDSGオイル。
走行距離7万キロで、これだけ汚れています。
オイル交換には油温等の一定の条件が必要です。
注入には、特殊工具が必要です。
私はベルギーから取り寄せました。
交換後に専用コンピューターにて、キャブレーション実施。
因みに交換サイクルは4~5万キロ毎がベストです。
工賃まで含めた交換費用も思ったほど高額ではないので、DSG搭載車両のオーナーは絶対に実施すべきです。
故障してから、慌てますか?
故障しない様に、予防メンテナンスを心掛けますか?
さて、横道に反れましたが、熊本のHさま、板金(外注依頼分)も含めて作業完了しております。
ご都合の良いタイミングでお待ちしております。
続いてはゴルフ4ワゴンくんのクーラント液減少です。
漏れ箇所は、ラジエーターホースのアッパー、ジョイント取り付け部分から。
中のシールが潰れてました。
ラジエーターの付け根は大丈夫かな?
内部も亀裂など、異常ありませんでした。
部品はストックしてましたので、サクっと交換。
テスト走行後に、一旦冷やしてから~圧検査。
問題ないようです。
では、一旦ご納車いたしますね。
足回りはの交換作業は、段取り後にご連絡いたします。
引き続き、よろしくお願い致します。
【店舗情報】
フォルクスワーゲン専門店 54base 株式会社
住所 福岡市西区生の松原1丁目16-1(今宿交番斜め前)
ご来店前に必ず電話をくださいね TEL 092-891-6800
mail vw@54base.com
※現在、メンテナンスに関する新規ユーザー様からのお問い合わせ及びご相談は残念ながらお受付しておりません。
尚、「フォルクスワーゲンの中古車を探してください~」や「フォルクスワーゲンで何か良いお勧めの車種はありますか?」などのご購入に関する相談は歓迎です~
当店のホームページ http://www.54base.com/
※下記リンクは、当店でフォルクスワーゲン車をご購入頂きました既存ユーザー様のレビューです。
フォルクスワーゲン&フィッシング&バイク&コーヒー好きの皆さま、お待ちしてますね。