岐阜県 道の駅〈明宝〉
広い敷地の端の方に、何やら気になる建物が……

『水槽があるよヽ(´▽`)/』
アマゴ、イワナ。
『販売してるのかな?』
もちろん、食べたいヽ(´▽`)/

『薪が積んであるよヽ(´▽`)/』
『炭火じゃないんだね……』
子供の頃は、その辺の枝を集めて、魚を焼いたもんだ……。

『販売してるみたいだねヽ(´▽`)/』
突撃してみる。

『囲炉裏だよ……ヽ(´▽`)/』
すすぼけた、Japaneseていすと。
腰の曲がったお婆ちゃんに、塩焼きを頼む。
『*☆@○★¢◆◎*§?』(今から焼き始めるから、時間がかかりますよ。)
美味しい物は、時間がかかる。
この和風空間で、のんびり待たせてもらう。

薪がくべられ、さっきの水槽から、アマゴ、イワナが運ばれる。
静かに、パチパチと燃える炎。
目が痛い(笑)
なつかしい。室内で薪をたいたら……そりゃ痛いわな(笑)
素晴らしい年輪を感じる建物。
天井には、ひょうたんが吊されている。
いい感じにすすぼけてる。
磨いたら……素晴らしいJapaneseていすとを出すだろうな……
インクや色素じゃ出せない、風合い。
すすぼけた竹で、茶匙(茶さじ)なんて作ったら……
えらい値段のする高級品になるしね……
古き日本の文化を支えた、囲炉裏。
今も、元気に大活躍。
『ここには、〈日本〉がある。』
子供たちは元気に外を走り回り、知らないお祖父さんに説教され……
すれ違う人は挨拶をかわし……
農作業を手伝う子供たち……
食卓を囲む家族。
虫の声……蚊帳と蚊取り線香。
テレビから流れる〈ドリフターズ〉のお笑い。
何もないけど、現代に失われたモノが沢山あった。
そんな時代を思い出させてくれた、Japaneseていすと。
いい時代?
何もない時代が?
ないから、夢があった。
温かさがあった。
若き日の幻に包まれ……
今を生きて……

そして、今につながる。

人々は、会話が薄れ……
都会は殺伐として……
『お隣さん?知りません……』

核家族。孤独死。
優先席……
全て譲り合うなら、こんな席の意味なんてない。
奪い合いの街角。
そんな日常を忘れさせてくれた、Japanese味。
日本の味。
ここの塩焼きは、現在まででのナンバーワンです。
文字に出来ない味でした。
いつまでも、ずっと……
このままでいたい……
そう思わせてくれた……
日本の味覚。
寒空も、温かく感じました。
暖かい?いゃ……温かく。