能登半島西側。
看板発見ヽ(´▽`)/

『泣き砂だってヽ(´▽`)/俺、初めてかも

』『行ってみようよ

』『道の駅、まだオープンしてない時間だしヽ(´▽`)/』

おっかぁ、ダッシュ(笑)

『洞窟があるよヽ(´▽`)/』
『何だろう
音がするかも(^O^)/』
『洞窟の中に、滝があるよ

』『入っちゃダメみたいだよ
』『そっか……仕方ないな。』
『海岸行こうよ

』
泣き砂海岸2人占めヽ(´▽`)/
『……』
『……』
『泣かないよ(笑)』
『耳をすまさないとダメだよ……』
『……』
『……』
『泣かないね(笑)』
『朝の湿気とかの影響かな?』
『そっか

』気象状況ではない事実を……後で知った。
後日の話……職場にて。
輪島にお婆ちゃんがいる、職場仲間の〈ぐっさん〉。
『ぐっさん
おはよ
。能登半島行ったらさ、〈泣き砂海岸〉があったよ
』『あ…行ったんだ。小さい頃、よく行ったよ

』『でもさ、泣かないね(笑)なんか、タイミングとかあるん?』
『あぁ……昔はさ、ビンに砂を入れて、棒を刺すと、〈キュッ、キュッ〉って泣いてさ

散々遊んだよ。』『あ~~~っ。それか
やらなかったよ(笑)』『今、やっても……泣かないかも……』
『……(◎-◎;)えっ……』
『親父から聞いたんだけどさ、観光客が、来るたびに持ちかえってさ……砂。かなり砂が減ってさ、泣かなくなったんだ……』
『………』
『色々と、補修とかしたらしいけどさ、結局…ダメだったみたいだよ。』
『そうだったんだ……』
『うん……』
泣き砂の泣き声が聞こえた気がした。
その泣き声は、静かに、音もなく、涙を蓄えている気がした。
思い出は、心の引き出しにしまうだけで、いいじゃん。
持って帰らなくたって……