今回のお仕事のメインは、ある商品のパッケージを長年にわたってコレクションしてきたコレクターの家に、専門家を連れて行って鑑定をするという事でした。
(さしさわりがあるといけないので、商品名・会社名等は伏せておきます。)
イタリア北部の町に住む70歳の老人で、
25年に渡り、約4万4千点に及ぶパッケージを集めてきたそうです。
彼のお子さん達が、そのコレクションを将来、管理・維持していく事を拒否されたので、その商品の博物館を持つ日本企業に売りたいそうです。
4万4千点の中の約3万5千点については、既に分類済みで、
国別、メーカー別、商品別、テーマ別に番号が割り振られ、ファイリングされていました。
商品名を出して説明できないのが、本当に残念
私自身は、全く未知の分野だったのだけれど、素人目にもおもしろいものがたくさん!
通訳をしなくてはいけないので、しっかり見学はできなくてガッカリでした。
今回の鑑定のポイントは、そのパッケージが「いつ・どこで」発売されたのかというところ。
日本の博物館での資料では、その「いつ・どこで」というのがはっきりしていないものも多く、
それが分るだけでも価値があがるそう。
そのコレクターは、全点買い取って欲しいとの事だったので、
博物館で既に所蔵しているパッケージも含めて、彼の言い値で買う価値があるのかという事も鑑定のポイントでした。
さすがに専門の学芸員さんは、素晴らしいコレクションに大興奮で、
口調が江戸っ子べらんめぇ調に
その方の鑑定によると、このコレクションはコレクターの興味のある範囲で、深く集められているとの事。
例えば、ひとつの商品の発売当初から現在までを系統だてて集めているのではなく、
記念パッケージやミスプリントなど、コレクターが喜ぶものだそうです。
そういったものは、コレクターズコレクションと呼ばれ、博物館で所蔵するコレクションとはまた違うそう。
1つとてもビックリした事は、鑑定基準には、そのコレクターが費やした時間・苦労も含まれるそうで、
今回は、彼の人柄、そして奥さんも一緒に作業したという事も含まれるそう。
ほぇー。ただ単に、コレクションの商品価値だけじゃないんですねぇ。
そういえば、日本の番組でもよく鑑定士さんがそういったことを言ってたなー。
初めて触れたコレクションの世界だったけど、とっても興味深くて勉強になりました
今度はどこかの博物館で、彼のコレクションに再会できるといいな