【自鳴琴~新月の下で~♪】

 

この魂に勝利を

心に歓喜を

この器〈身体〉を流れる物語に

桃色の微笑みの歌を

一瞬の儚さこそ愛しい…

 

生きていく意味を

生きている意味を

 

綴り逢わせて

奏でていく

 

この器の中で

その響きを感じる

 

それで良い

 

この器から零れ出す

 

幾つかの音色の雫が

 

何時か

 

誰かの耳に囁いて

微笑みを届けたら

 

それはそれでも良いね

 

今はただ

 

器の中で

物語を響かせて

己の歌を奏でていく

 

魂の勝利と歓喜を

望んで…***

 

 

 

作詩:砂水雫☆*

二○二四年四月九日