国立新美術館の「ルーブル美術館展」の内覧会に招かれて行ってきました。


おみやげに頂いた本から少し紹介します。

上のは私達がよく見るナポレオンとだいぶ違うお顔ですね。若い頃はこんなにシュッと細かったんでしょうか。ちょっと美化しているかもしれません。



こちらの方が本物に忠実に描かれているように思います。ちなみにこれは、嗅ぎタバコ入れということです。当時、このようなミニサイズの肖像画がよく描かれていたようです。

こんなかんじで。

さて、一番、私の印象に残ったのはこちら。

18世紀末のフランスで、美貌の誉れ高いスカヴロンスキー伯爵夫人。美人の基準は、時代によって異なる部分もありますが、この肖像画の美しさはどの時代にも通じますね。
そして、驚くべきは、これを描いたのはエリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランという若い女性画家ということ。ブランは、「ベルサイユのばら」でおなじみのマリー・アントワネット王妃のお気に入りの画家だったのだそうです。ブランは、肖像画の依頼を受けると、服を選んだり髪を結ったりもして、それから描いたそうです。つまり、一人一人の女性の美しさを引き出す演出から行って、特徴をつかみながらも、より美しく描いたのですね。
彼女の主催で、古代ギリシャの服と髪型のパーティーを開いたりなどもしたそうです。現代でいうコスプレパーティーですね!

ということで、今、開催中のルーブル美術館展 、「肖像芸術 ー 人は人をどう表現してきたか」という副題で、肖像画や彫刻を中心に興味深い展示を行っています。

内覧会でしたので、レセプションもありました。シャンパンやワインなどの飲み物や、オシャレっぽい軽食が並んでいて、


カルテットの演奏もありました。

それに、黒川紀章の設計による建築美も素晴らしく、その空間を楽しんできました。

風水コンサルタント
工藤沙美