長々記録してきたこの旅もいよいよ終わりが近づいてきたよー!


心臓音のアーカイブ


島キッチンをでて、自転車で王子ヶ浜の海辺にある「心臓音のアーカイブ」に行ったよ。


森の茂みを抜けて、ひっそりと海辺に建っていたよ。


クリスチャン・ボルタンスキー

「心臓音のアーカイブ」


唐櫃地区の唐櫃八幡神社境内にある「王子が浜」に建つ施設。


クリスチャン・ボルタンスキーさんというフランス人の作家さんが、世界中の人の心臓音を録音し、集めている場所。


希望者がメッセージとともに心臓音を録音する部屋と、いろんな人の心臓音を誰でも聴くことができる部屋と、心臓音がランダムに光とともに体感できる部屋に分かれている。


ヘッドフォンでいろんな人の心臓音と想いのこもったメッセージを読むうちに、胸が熱くなった。


私たちも録音して、アーカイブ化してもらって、作品の一部になることにした。


2023年11月20日現在 84528件の登録があったよ。


個室のブースに入り、自分で聴診器を胸にあて、心臓音を録音し、入力画面にメッセージを残して終了。


その場で自分の心臓音が録音されたCDを受けとることができる。


CD作成中にアーカイブされた心臓音がランダムに光とともに鳴り響く部屋に入って体感した。

どれ一つとっても同じ音がない。

命を直接見ているような、聴いているような気がしてきて、長くはいられなかった。


できあがったCDがめちゃくちゃ素敵



中はこんな感じ。



自分でサインを入れて、アーカイブNoが入っている。


ブックレットの中に書かれていた言葉、写真、全ていい。



遠い遠い「王子が浜」に私の心臓音を残してきたよ。


またここに来ることができるかな。

今、あの部屋で私の心臓音が鳴り響いてるかな。

誰かが私の心臓音を聴いているかな。


いやー!

ここは受け止め方が各々で違うだろうなぁ。


「遠くて、来るのに大変だったわりに怖かった。」

と、この施設の感想を書いてる人がいたけど、それはそれで「命」を意識せず毎日を生きていけるって素晴らしい。たぶん若い人なのかなと思うし、それでいいとも思う。


55歳の私には、今時の言い方で言えば

ものすごくささったなぁ。


こんな経験させてくれて、ありがとうね。


Pよ。

私の心臓音を聴きに行ってほしい。

そして自分の心臓音をアーカイブに残してきて欲しい。


次は最後のポイント「豊島横尾館」へ


島の端から端に海沿いを自転車で大移動した。


豊島横尾館

着いた~💦


が、しかし



16時閉館


がーん。

時間切れだったー!


残念だけど、また絶対ここに来るからね~と約束して、豊島の旅終了。


レンタサイクルを返却してきたよ。


お世話になりました♪


夕方。島が閉じていく時間が近づいてきたよ。


つづく



心臓音のアーカイブ。

斎藤工やビートたけしの心臓音も聴けたと後で知った。

聴いて見たかったなぁ(笑)