いやーーーーーーーー。
今日は最高気温5℃、大雨の外でお店がオープン。
この寒さの中、朝から17時まで仕事だったよーーん。
オープン初日だが、低気温と雨でお客さまは誰も来ず・・
途中、猛烈な眠気が襲ってきて凍死するかもしれないと思った。
しかし、なんとか凍死せずに済んだのは、一緒に働いている園芸のケンチャンという話好きのおじさんのおかげだ。
ケンチャンは本来は樹木専門の人だが、この売場で働くパートさんが見つからず、致し方なく花売場を任されているため、花の事は園芸屋さんの人だがあまり詳しくはない。
なので、話好きだが、花の話をしようとしても、あまり話は広がらず・・
ケンチャンは友人の石工職人さんと、ある公園の工事を一緒にしたときの話を話し出した。
ある公共の公園を流れる小さな川の壁を石で積み上げていく工事をしたときの話からはじまった。
まず私は石工職人という職人さんがいることも知らなかったが・・
河の側面にあるこういうやつ
↓
ってのを作っていく職人さんを石工さんと言うらしい。
素人にはやみくもに積んでいるようだが、そうではないことが分かった。
分かったこと。
・石には「面がまえ」がある。
・石の重さは均等でないため、ワイヤーで結わえるには巧みの技が必要。
一瞬でも気を緩めると指を外れたワイヤーが鞭のようにしなり、指を切断するような大事故になってしまうことがある。
・冬の水かさが少ない時期に河に入って作業するので、めっちゃ寒くて大変。
・巨岩を遠くの川からユンボってやつで、ゴロン、ゴロン、とちょっとずつ移動させて運んできた人がいる。
・公園の河の工事の時は、北大の魚と会話ができる教授の指導のもと「魚道」と呼ばれるものを作ってから砂利を敷くので、上から見てあっさりした川底でも、むっちゃ手間がかかっている。
↑
家に帰ってから「魚道」 の事をウィキぺディアで、ちょい調べたら、いろんな方式があることがわかって、ちょい嵌りかける。
他にも・・
↑
こういうやつの操作は、バランスをとる技術が必要で、あまり高く持ち上げずにちょっとだけ持ち上げて少しずつ移動させれば、バランスが崩れにくい。
などなど・・
身振り手振り、自分の体をつかって教えてもらった。
こうした話のおかげで、
今日は寒くて、私の仕事は本当にひどい環境での仕事だなと思っていたが、石工職人さんの冬場の河の工事に比べれば、大したことはないな・・
私ももし巨岩をワイヤーで吊るすときは、細心の注意をはらってやろう・・
・・というように、花屋の仕事とはまったく関係のないことなのに一瞬考えるまでになったのだった。
そのほかにも、政治ネタ・国民栄誉賞の話などなど・・ケンチャンの話は閉店まで尽きなく続いた。
・・・。
ま。
なんちゅうの?
暇だったけど、ケンチャンのおかげで楽しく仕事ができたな。
明日も寒い中、朝から仕事だけど、石工職人さんも頑張ってるから、あたしも頑張る!
******************


