昨日は、テスト前の子どもたちとじいちゃんに留守を頼み、Pと二人で滝上町の芝ざくらまつりへ。


約10万平方メートルの芝桜の群生を見ることができる公園。



いっちょ やってみっか!-2011060509370000.jpg


一面、芝ザクラが見事に咲いていて、とても綺麗だった!


香りもして、可愛い芝ザクラがじゅうたんのように敷き詰められている。


この公園内を早めに到着したので、ゆっくりと見ることができた。


Pがこの景色をカメラで撮ってる姿をみていたら・・ここ数年、自分の一人の写真を撮っていないことに気が付いた。


・・訂正。


一人で撮った写真はゴスペルを熱唱している姿か、MAKAMYのデビューの写真しかない・・。どれもこれもシャウトした瞬間などの表情なので、とても遺影には使えない。


私「私さ・・最近考えるんだけど、自分の一人で撮った写真ってないなって・・思ったの。死んだときに使える写真ないじゃん!って・・」


P「おおおう!俺もついこの間思った!」


子どもも大きくなると、家族で写真っていう機会も減り、自分一人の写真となると、まったくないことに気が付いた私たちは、このきれいな景色で一人の写真を撮影しようということになった。


しかし。


Pに撮ってもらい、写真を画面で見みると・・


なんちゅうか・・こう、真正面で、気に食わない表情の写真ばかりなので・・


私「Pの撮る写真には心がこもってないわ!妻をキレイに撮ろうって気があれば、こんな真正面から証明写真のようには撮らないはず。これを遺影にされちゃ、嫌だな~」


・・と言うと・・


P「そ・・そう?」


私「そうだよ!もっと斜めからのショットとか、芝ざくらをもっと多めに背景にいれて、自然な表情を・・」


と、あれこれ注文をつけると・・


P「さすが、女優だな。わかった!もう一回斜めに立って!その岩に座って!口角をもっとあげて!自然に!」



・・・


と、斜めに立って花を多めに入れて座って撮影したり、シラカバの木陰から顔を出して撮影していった。


その写真の出来を見てみると、やはり何も考えずに撮った写真よりもとても満足できる写真が撮れて来たので・・


私「ほら!気持ちが入ってる!いいよ!いい!私もPの写真を撮るから!さあ!その芝ザクラの中心でしゃがんで!」


と、Pも撮ってあげると、これがまたPも気に入った表情の写真に撮影できたようで、ノッテきたPは・・


P「俺、今度はカメラ目線じゃない感じで撮って!雲を見上げるから!」


・・・・。


こうして、のりにのった私たちは、お互いに気に入ったポーズで写真を取りまくった。


出来上がった写真は自分で満足できる表情とポーズのものばかりになった。


私「ほら!私の言ったとおりだわ。何事も気持ちが結果に表れるわ!」


P「さすが、女優だな!こういう自分の気に入った写真を3年に1回くらいは撮っておかないとナ・・」


私「いや。毎年だな」


P「でも、ほら、遺影って、直近の写真じゃなくてもいいっていうじゃん。だから昔の気に入った写真でもいいんだよ。俺のばあちゃんだって・・」


私「そうだそうだ!ばあちゃん、かなり若い頃の写真だったよね!・・そっか・・それでいいのか!」



・・・エンドレスに会話




昨日は、こんなどうでもいい会話をしながら、女優気分で芝ザクラ公園で写真を撮影をして、帰りは深川の道の駅で釜飯を食べて帰ってきたのだった。


帰りの車中。


女優は疲れてしまい口を開けて眠ってしまった。


女優になって撮影するのも結構疲れるもんだな。


そして、昨日はすごくいい写真が撮れたと思ったけど。


花に囲まれて、うっすら笑みを浮かべている写真は、天国で撮影したみたいじゃん!


・・これはこれで、用意周到な感じで、いかがなもんだいと思った。

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