金曜日。


息子のクラスが学級閉鎖になり、息子の友達が休んでいたので、プリント類を学校帰りに届けてきた。


帰宅して、すぐ息子が「ちょっと喉が痛い・・」と言っていた。


土曜日。


息子、発熱。


新型インフルならば、発熱してからしばらく経たないと反応がでないと聞いていたが、この日は土曜日なので、いつもお世話になっている内科は午前中で終わってしまうので、仕方なく午前中に病院へ。


病院内でも新型に判定される人たちが次から次へといて、本格的な流行期なんだなと実感した。


案の定、新型インフルの判定をしてもらったが、陰性だった。


接触しているし、疑いはありますが、今回は陰性なので風邪薬を出しますね~と言われ帰宅。


しかし、午後から、熱が上がってきて39度台になってしまった。


やはり新型かも・・


今日も明日も休みなので、当番医しかやっていない。


今日は朝一番で最寄りの当番医へ出かけた。


・・。



すると。


雨も降る、この寒空に、病院の入口からあふれかえり、順番を待つ親子たちが300メートルくらい並んでいた。


気が付けば、病院の周りに停車している車内にも冷えピタをおでこに貼った子供たちがぐったりをして待っているた。


まずい。


ここで息子を並ばせるのは無理と思ったので、いったん帰宅。


私が並んで受けつけをし、診察近くなったら息子をPが連れていくという方法をとることにしようと思ったが、すさまじい混雑に怯んだ私たちは、内科で土曜に診察しているから、内科の当番医に行こう!内科ならば、まだ空いているかもと、内科の当番医へ直行した。


すると・・。


内科受付「こちらは高校生以上のお子さんから受け付けております。小児科の専門医がいる小児科の当番医へお連れください」と言われる。


がーん。


内科の当番病院の待合室は比較的ゆったり待っている様子だった。


薬もあるし、新型インフルかの判定だけでいいのに・・・しかしそれがきまりなのだろう。


苦々しい思いをしながら、別の小児科当番医へ行った。ここは一番最初の病院よりも大きい総合病院なので、たぶん応援体制もあるだろうというPの予測だった。


2番目の小児科へ到着。


・・。


この寒空に100メートルくらいの行列だった。


300メートルよりはましだと思ったので、ここに私が並ぶ事にし、Pと息子は車で待機することになった。


私の前に並んでいるお母さんは冷えピタを貼った幼稚園くらいのお子さんと並んでいた。


今日は雨も風もあり、寒い。


おそらく熱があるそのお子さんは暖かいものを着ていたが、それでは間に合わず寒がっていた。


お母さんが来ているジャケットを脱いで息子さんに着させていた。


そのお母さんはジャケットの下は半そでだった・・。


その親子のお父さんは今日は仕事で車もなく、子供と一緒に列に並ぶしかないと困っていた。


気の毒だったが、何も貸せるものもなく、せめて気がまぎれればと話しかけてみた。


「別の当番医に行ったが、そこよりは列が短いから、こちらの方がきっと早く診察してもらえるよ」


「ぼく、寒いねー。もう少しだよ、頑張ろうね!」


などと言っているうちに前後のお母さん方と私もいろいろ別の当番医を回ってきてここへ来ましたなどと話が盛り上がった。


熱があって、いつもなら自宅で薬を飲ませ、様子をみる程度の子も、新型インフルだったらと心配してきている人が多かった。私もその一人だ。薬はすでにあるし、新型でなければ間違いなく家で休ませているレベルだった。


そうこうするうちにやっと受付となり、記入して申し込むと、待ち時間は3,4時間となります。と言われる。


Pにメールでいったん帰宅しようというと・・。


P「ちょっと症状も落ち着いているし、キャンセルして帰ろう・・」


と言った・・。


確かに・・。


息子の同級生の女の子も風邪だと診断され、数日たってから学校へ来たら、また具合が悪くなりその後新型インフルと診断されたコがいる。


・・ということは、数日風邪薬を飲んで、その後、新型かの判定をしてもらっても遅くはないか・・



帰りの車の中で・・。


「みんな新型インフルかどうか知りたいのだから、パッと口にくわえたらリトマス紙みたいに判定できるもんないのかね。それで新型の人だけ、当番医へ行くとかさ。」


「小児科のくくりが大きすぎるよね。まずは乳幼児が最優先だけど、あれじゃ乳幼児を優先したら高学年の子はいつまでたっても順がこないし」


「病院の内部の人も来た人を次から次に診察するのに必死で状況を冷静に判断できる人がいないのが問題だよな。当番制を決めている人を配置して、状況を把握して、臨機応変に内科と連携したりできないのか」


「だいたい、この一番新型インフルエンザが流行っているっちゅう時期に、いつもと同じ数の当番医しかないと、こんな事になるっていうのは予測できるよね。」


「まったく、眼科だの、歯医者だの、ごっそり道には病院があるってのにね・・なんとかならないのかな・・」


「小児科の専門医って!いつもの内科には中学生もごっそりきているのに、こういう時だけ、専門医って話を持ち出すのはおかしくない?じゃあ、いつもの内科だって、本来は15歳以上しか受け付けませんって言ってよ!ヾ(。`Д´。)ノ」


「これじゃ、自分の子供がお医者さんを目指していたとしたら、間違っても小児科医にだけはなるな!と言っちゃうよね。」


「これが今の日本の医療の現実か・・」


などと、最終的には日本の医療の現状問題にまで話が大きくなっていった。



子供が減ってきているのに、なぜこんな事になるのか?


家に帰ってきてホッとして眠った息子。


幸い、熱が下がってきたので、このまま様子をみよう・・。そして何かあったら救急車を呼ぶしかない。


救急車を気軽に呼ぶのが問題になっているが、今回はこう思っても仕方がないと思った。



私は「あたしたちの親も子どもが病気になったら、こんな大パニックになっていたのかな・・車だって、持っていない親がたくさんいたと思うよ・・どうしていたんだろう・・」


と、Pに聞くと・・


P「昔は、近所のお世話になってる病院の戸を叩けばなんとか見てくれたのさ。そこが何科だって、関係なくね。でも今は医療裁判になったりいろいろ問題があるから、きっちり線がひかれちゃったんだろうね」


と言っていた。


帰宅して、おじいちゃんに同じことを聞いてみると、Pが言っていたように、抱っこして病院に連れて行ったら見てくれたんだよ。と言っていた。


昔のやり方がいいのか悪いのか・・


今の医療のシステムがいいのか悪いのか・・


誰が悪いのか・・


どうすれば、もっと良くなるのか・・


私にはわからない。


誰を批判すればいいのかも分かってもいない事を、ブログに書けないしな~でもなにか出来ないもんだろうか・・と私が言うとPは・・


批判は書かずに、自分が体験した事実だけを書いておくっていうのも意味があると思うよ。と言ってくれた。



よし。今日、体験したことだけ、思った事だけ、書いたぞ。


さて。私は息子をなんとしても回復させるぞ!


そして絶対にうつらないぞーーー!!!


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コメントありがとうございます!


お返事がおくれてすみません!!


落ち着いたらゆっくりとお返事させていただきます!



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