昨日、息子が函館の修学旅行から帰ってくるので学校へ迎えに行った。
予報では雨のち曇りだったし・・函館山は寒かったかな・・楽しんできたかな・・などと考えて待っていると一台のバスに2クラス全員が乗り込んで、みっちり満員に詰め込まれた状態のバスが学校へ到着。
全員、疲れた顔をしている。・・というか、燃え尽きている・・。
息子は・・どこだ?と目で探すと・・
真っ黒い木刀を抱えてバスから降りてきた。
周りを見るとほとんどの男子が木刀やら短刀やらを抱えている。
・・・・。
分かりやすい。
分かりやすく引っ掛かってきたようだ。
帰宅してから旅の話を聞いた。
まずは帰宅してから、お小遣い3500円で買ってきた土産物を披露してもらう。
自分用に
・真っ黒い木刀←鎖がまにするか木刀にするか悩んだが、鎖がまは3千円以上するのであきらめた。
・幌馬車の置物←馬車が動く。鉛筆削りとして使える。
家族に
・ヒグマ出没注意と書かれた板チョコ←姉へ
・朝市クッキー、函館ミルククッキー←両親やみんなで食べる用
・イカそうめん(珍味)←おじいちゃんへ
・たらばしぶき(珍味)←試食してむっちゃウマかった一品
おじいちゃんとおばあちゃんに
・昆布もち←唯一の要冷蔵品、重い。
ご近所のいつもバレンタインデーにチョコをくれるおばさんに
・コーンキャラメル←いろんな味が売られている定番の品。
この他、塾の先生や剣道のみんなへは、一緒にいった友人たちとお金を出し合って合同でお土産を買ってきたそうだ。
よく少ない予算の中で工夫して買ってきたぞ!えらい!と褒めた。
しかし、内心面白いなーと思うポイントがいくつもあった。
函館でなぜ幌馬車・・?
帰ってきてからも「木刀じゃなくて鎖がまにすれば良かったかなー」と真剣に悩む息子よ。なぜ鎖がまを土産にする?
木刀には函館を刻まれているわけでもなく、ただ真っ黒の木刀だ。函館とはなんの関係もない。
男の子の修学旅行のお土産ってのは今も昔も木刀なんだなーと感心した。
お土産の話だけでも面白いのに、他にも旅のエピソードが出るわ出るは・・。
エピソード1
一人づつ函館朝市のお店へ訪問し販売体験をした時、台湾の観光客に話しかけられて見事販売成功。
エピソード2
ここで多くは語れないが、温泉の大浴場での他校の生徒との対抗話。温泉の話はこの他にもサウナでの話など面白すぎて腹がよじれた。
エピソード3
列車の中での輪ゴム飛ばし事件
エピソード4
道に迷い、予定の見学箇所へ行けなかった事件
などなど、どのポイントでも面白い話があった。
学校から預かったデジカメに撮影された写真を見ると、いろいろな景色の他に、坊主頭の友人の坊主部分のアップ写真などもあり、異常な盛り上がりだった事がうかがえた。
一番思い出になったのは、悪天候と予想されていたのに、雨にもあたらずに、函館山の夜景観賞では奇跡的に霧が晴れて見事な夜景が見れたことと、ホテルの展望大浴場からイカ釣り漁船の漁火が見えたことだったそうだ。
最近はイカ釣り漁船も燃料高騰のため、出漁することが少なくなり、あまり漁火が見れなくなったので、こんなにたくさんの漁火が見れるのはめずらしいと言われたらしい。
あー息子の土産話は面白かった。
なにより、具合が悪くなることもなく元気に帰ってきて良かった良かった。
バスからよろよろと降りてきた添乗員さんや引率していただいた先生たちの表情は疲れ切っていた。
子供の集団の旅行ってのは、連れて行く人は大変なんだろうなー。
引率していただいた先生たち、添乗員さん、他今回の旅でお世話になった函館の方たちなど全ての関係者の方たちに感謝申し上げたいわー。
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パンを焼く人には共通点がありません。