いや~~~~今日はひどい。


ひどい雨。


ひどい風。


本日は外のお店は、悪天候のため急きょ閉店になった。


朝、開店準備を暴風雨の中、雨合羽を着て、作業していた。


ごごーーーーーーー・・(風)


ばばばばばばばーーーーーーーー(雨)


風雨の中、雨合羽を着て、木戸を開けたり、花を温室に入れたりしていると、いつもドラマ「北の国から」を思い出してしまう。


ごごごごーーーーーー(風) 


五郎「蛍ーーーーー!!」


蛍「とうさーーーーん!!」


五郎「そっちおさえろォ」


風で飛ばされるラティスを二人で必死におさえる・・・・・。


ごォーーーーーーーーーーーー!(風)


「北の国から」をベースに自然と戦う花屋の従業員という設定で酔いしれながら作業していたら、連絡がきた。


「今日は外の売り場は閉めて、中で作業してください。」


ということで、今日は中で仕事をしてきた。


中の仕事はやはり気を使うし、空気も悪くて息苦しくなってまった・・。


あああ・・息苦しい・・・・・。


切り花は外で売る苗物の花と違い・・


「花を切る」「下葉をとり、輪ゴムで止める」「キーパーという冷蔵庫に保管する」「花の周りをペーパー、リボンで覆う」


・・といった、花にとっても息苦しい状況だなと思う。


胡蝶蘭は豪華に咲き誇り・・私は風や雨などにあたったなんてないわよ!という風情。


中の花売り場は。


まぁ・・花を飾りたてて、なんぼの世界だ。


花をいかに美しく、それらしいお値段にみせるかがプロの見せどころなんだろうなーと数年、花屋側をお手伝いしてわかった。


外は大変でしょう・・といわれるが、今日のような天気以外は外の空気を吸いながらする仕事は、なかなか開放感があっていいのだ。中の売り場よりも店員たちも開放感がある。


「花も枯れていますが、まだ根は残っています・・これは、来年また出てくる可能性があるかもしれませんねー♪10個で100円でいいですよ!」

・・・という大らかな店員たち(私も含む)。


「ふふふ・・・。半分腐れてるけど、捨てるのはかわいそうよねー。」

「でてきたらラッキーですよね♪」

・・という大らかな奥様と店員のやりとり。


「この間買った苗が寒くて全部死んじまったからまた買いにきたわ」

「今度は死ぬんじゃないよーー!」

・・という大らかなおじいちゃんと店員のやりとり。


外の花売り場は。


まぁ・・「北の国から」的な素朴さをアピールしてなんぼの世界だ。


今年は暖かい日が多く、使う機会はなかったが、実際に、外の売り場には寒い時に使う、北野たけしがよくコントで着る「アルプス工業」とネームが入ったドカジャンと呼ばれるジャンバーが準備されている。


これを羽織って、指の出た手袋をはめて、毛糸の帽子をかぶれば・・・リアルにドラマ「北の国から」を演出できるな・・。


なんて考えて、仕事から帰ってきて面白くなっていた。


「その花はさー。丈夫だっていうっしょ~!したっけ、買えばいいべさ~!」(五郎風に口を尖らせて)


と北海道弁で演出したらもっと売れるだろうか・・


・・・


いやいや。


売れるわけないか。


そんなことよりも、外の売り場は晴天の演出が一番大切なので、明日はぜひとも晴れてほしい・・。



追記


・・・あ!そういえば昨日、Pにかっこいいと褒められたこと。


「料理をするとき、計量スプーンや醤油さしではなく、醤油のボトルで直接フライパンに注ぎ、味付けするところ」


が、かっこいいと言われた。


・・・ほめているのだろうか・・?


とりあえず忘れないように書きとめる。


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