今週は、家計簿ソフト「てきぱきマム」と格闘。


毛が3本しかない可愛いのか、可愛くないのか分からない子供「マム」が一緒に画面に出てきて、ちょっとでもおかしなことをすると、「それはちがうよ~」と大声で注意してくるので、最初のうちは腰がぬけるほど驚く。



  「それはちがうよ~」



足をぶらつかせて画面の上に座り込んでいる姿を見ると、イラつくこともあるが「これ違うかな~」とマムに話しかけクリックし、「それはちがうよ~」などと言われ、会話しながら記入することにもやっと慣れた。



← これ


使ってみると、案外わかりやすい。


わからない所があればヘルプを押せば、詳しく説明。


言われるままに、入力していけば、知らぬ間に月計も、年計もカード管理も口座管理も完璧!ってな具合。


・・・というか、いろんな便利機能がたくさんあって、驚いた。


「メモ」機能では買い物忘れしないようにメモに入力した内容を携帯に送ることができる。過去に自分が入力した底値情報までもが一緒に表示される。


「手書きのメモを見るのではなく、携帯の画面を見て買い物をする。」


おおお。デジタル時代。



「自分の地域のチラシもネットの画面で見ることができる。」


おおお。デジタル時代。



「お財布携帯でチャリーンとお会計の管理もします。」


おおお。デジタル世界。



マムの言うとおりにすれば、なんでも知らぬ間にちゃんとできている。


そんな感じ。


家計矯正ベルトをはめられたような気分・・。


今まで特別会計と名付けられた急な出費などを別の計算するということもなく、資産,、負債として大きくとらえることができるのでいいと思う。非常に健全な家計簿だ。


数年記入して、予算管理もしっかりすれば、さらにすばらしい人生になりそうだ。←ねぇマム。そうでしょ?




「それはちがうよ~!」



なんて言われたらどうしよう・・。


本当に、マムに人生を預けていいのか。


うーん。


本当にちゃんと続けて記入していけるかを見極めるまでは今まで通り、特別会計として普段の家計と分けて収支を記入した、なぐり書きのような、月計だけの裏帳簿も平行して作成することにしよう。


そして、買い物メモは、やはりほぼ日手帳に手書きの方が・・使いやすいな~。




それにしても。


こ、こ、こんなにすごい機能をすべて使いこなしている人はいるのか・・。



・・いや。これからの世の中。これくらいは使いこなさないといけなのか。


お財布携帯もあるし、怖いくらい簡単にお金を借りられたり、買い物できる世の中を息子たちは生きていかないといけないのか・・。



そんなことを考えていた時に、息子が宿題を持ってきた。


「割合」の勉強だったので、家計簿ソフトと格闘し、デジタル社会を心配する私にズバッとはまる話題。


私「他のどんな勉強よりも割合が一番大事だ!」


息子「へ?」


私「『20%引きです。』『ただいま3割増し』の意味が分かっている人と、分からない人。このどっちかで人生が変わってくるんだよ!」


息子「そうなの?」


何%引きか、何割増しかくらいでは『人生が変わる』までは大げさか・・と思ったが、違う例を息子に語る。


私「たとえば、あんたが大人になって借金しなければいけない時が来たとする。その時の利息の計算も割合に関係してるんだよ。何割何分何厘を知らないと、人生変わってくる!うん。これは間違いない。」


息子「ふーん。」


息子は私の熱い語りを軽くかわした。


私の心配をこれっぽっちも理解していないのだった。・・まぁ理解していなくていいのだが。


その後、近所のスーパーで安売りをしていた、とか、急にお金が必要になり借金することになったが、どこから借りると得かという設定にして、勝手に文章題を作って、自ら問題を解いて、一人暴走。


息子を唖然とさせたのだった。




さて、明日から家族で激安バスツアー「紋別ガリンコ号 流氷クルーズと層雲峡氷爆まつり」に行ってきます。


どうなることか!流氷は見れるのかドキドキだけど、久し振りの家族旅行なので楽しんでこようと思う!


ちなみに。

・・この旅費はマムを使う前に支払っちゃったから、 ←に「それはできないよ~」とは注意されていない。