子供たちが、大きくなってきた。


まず体が大きい。


洗濯物の量がなんだかいつも多いなーと思ったら、出してる数は変わらないが、服の大きさがでかいからだという事に気がついた。


居間に全員が集まると圧迫感がある。



そして、態度も大きくなってきた。


~~したの?

~~してえらいねー。


なんていう母の言葉に「うん!頑張る!」「わかった♪」「お母さん!これはどう思う?」とかわいらしく話した子供は、今はこの家にどこにもいない。(←これは大げさだけど。こんな気分だ)



自分たちにもそれぞれ私の知らない世界がちゃんとあって、それぞれ忙しく母の口の挟む隙がなくなったのか。


娘などは、最近は忙しいらしく、私が話しても「うん、わかった。」「うん。」「あー」とかしか返事をしてくれない。


息子も「疲れた。」「じゃ、俺は上で寝る」といって自分の部屋に行くことも多くなった。



私の話はいつも後回しにされているような気がして急に頭にきた。



あたしゃあんたらの小間使いですか?


黙って小間使いの仕事をすればいいんですね。


黙って仕事して、黙ってみなさんの役に立って、一生を終えればいいんですね。


この辺から悲劇のキャラの妄想突入。



わかってはいる。わかってはいるんだ。


子供たちも大変だし、私が心配している事や言いたい事もちゃんと分かっている。


母親にいちいち聞かなくても判断できることも増えたのだろう。


これからは大変な時だけ助け舟をだしてやればいい。大きくなってきたのだと分かってる。


そして、本当に忙しいのだろう。家では気を使わず安心して甘えているんだろう。



しかーーし!


この悲劇のキャラに設定されてしまった私は昨日はお風呂に入った後、ムッとして早めに寝室へ。


先にベッドで本を読んでいたPに


「あーあ(-з-)。Pと子供たちは私と違って忙しい方たちだから大変ですねー。私はせいぜいご迷惑かけないように静かに暮らします。」


と言った。



楽しく読書していたPにいきなり、なんの脈絡もなくこんな事を言ったので、Pはものすごく驚いていた。



「『Pと』ってなに?なんでそこに俺まで入ってくるの?」



かわいそうに。とばっちりだ。


明らかにとばっちり。


なんか話していたらPも加えたくなったので、妄想の設定上、Pも私を小間使い扱いしていたことに。


こういうとばっちりをたまにPに飛ばす。すると不思議にスッキリする。


私はいつもこんな風にとばっちりを飛ばした後で、Pにすぐに、とばっちりを飛ばしただけだと事情を話す。



「なんでもいいけど、急に飛ばすのはやめてくれないかなー」と言っていた。


でも、とばっちりを「今からとばっちりを飛ばします」と言ってから飛ばすのではスッキリできないような気がする。


だからPよ。それは無理だ。これからも急に飛ばします。


その代わりに私もPの急な、とばっちりも受けるようにしようと思った。


まぁ、Pは私にまったく飛ばしてこないが。


飛ばしても跳ね返ると思っているのか?


飛ばしても気がついていないのか?


本当に飛ばしていないのかい?


Pよ。どこに飛ばしてるんだい?