昨日から息子の友達が泊まりにきていた。


先日、映画に連れて行った時、JRタワーからの景色を見て


「ここはゆったりしていいです得意げ。」


といった、M君だ。



なんだか分からんが、昨日からすごい盛り上がり方をしている。


夕飯を餃子パーティーにするか、焼き肉にするか迷ったが、トンカツとポテトサラダにした。


会話がいちいち面白い。


息子「おい。M。このソース、うちのかーさんの特製でうまいぞ。かけろ」


M君「うん。おいしい。これはいい味ですね得意げ。」


息子「だろ。」


M君「おなかがいっぱいです♪でもポテトサラダがいい味なので、全部食べられそうです得意げ


私「無理しないでね。気に入ってくれましたか。じゃ、朝はパンと一緒にポテトサラダも出しますね」


M君「ありがとうございます!パン好きなんです得意げ。」


と、こんな感じ。


息子も友達が来ると、普段の姿とは違う外仕様の息子になっていて面白い。


「オレ」


とか、言ってみたりしている。ぷぷぷぷーーー。


かーさんの特製ソースはケチャップと中濃ソースとマスタードを混ぜただけだ。


しかし、友達に「特製」と得意に話す息子も、よその家で少し緊張しながらも「いい味ですね」と大人のトークをし、

食べ終えた食器をきちんとさげたM君も・・


子供って、親が知っている面なんてほんの一部分だけなんだろうなーと思った。



娘も混じってゲームをしたり、花火をして、お風呂に二人で入ったら、あっという間に二人とも自分の部屋に入ってしまった。


遅くまで起きているのかと思ったら、部屋のドアを閉めて、ぎゃ-ぎゃ-やること1時間くらいで静かになった。


どうやら寝たらしい・・。


こっそり部屋にいってみると、布団の上にもあちらこちらに懐かしいおもちゃが広げられていた。


掛け布団はいっさい掛けていなかった。


ぷぷぷー。なんっじゃこりゃ?


部屋には天井からヘビのぬいぐるがぶら下がっている。


昨日の深夜、二人が寝た様子を確認するために、暗い部屋を開けてこのヘビを見たときは、心臓が飛び出るほど驚いたが、朝にとりあえず息子の部屋を撮影する。


机もベッドの下もぐっちゃぐちゃ。


普段なら怒り狂う所だが、そのぐちゃぐちゃ具合が二人の盛り上がりを表していているように感じたので、ほっておいた。


朝は焼きたてパンを出してあげると、M君はまたしても・・


M君「このパンは美味しいですね。特にこの耳の部分が香ばしくて美味しいです。ジャムもつけなくても美味しい・・」


ぷぷぷぷーーー。


かわいい。


M君。君は褒め上手だよ。将来は料理評論家か、営業職、編集者なんてのもお薦めだよ!


と、本人には言わなかったが、心の中で思った。


朝食後はセミを捕まえに出かけた二人。虫かごにごっそりセミをいれて戻ってきた。


セミたちは「セミ競争」、「セミファイト」などの競技に強制的に参加させらて、二人に散々遊ばれてから無事開放された。


昼ごはんは、かき揚天と冷しそば。M君の褒め攻撃で、私も「かき揚天」の一品を添えるという、若干肩に力の入った昼食になった。


これまたM君は


M君「ぼく、そばが大好きなんです」と、またまた褒められた。


すっかり気を良くした私は「いつでも泊まりにおいで~」と言った。


午後からは、昨日古いゲームソフトを売りまくり、Wiiで操作する「マリオパーティ8」を買ったので、娘も参加。みんなで盛り上がっていた。


夕方には疲れ果ててゲームをしながら居眠りをしていた二人。


ぷぷぷぷーー。


普段なら私が怒るので、こんなに長時間ゲームはできるはずもないんだけど、今日は好きなようにしてやりたかった。


そのまま昼寝をして、起きてまたゲームをして・・


あっという間に帰る時間になってしまった。


M君は最後まで


「お世話になりました。また来年もきます」


と言って爽やかに帰っていった。


M君よ。来年といわず、またいつでもおいで。



お泊まり会ってこんなにも楽しいものだったのかー。


私も友達が泊まりにきてくれたいいなー。もちろん誰かご飯を作ってくれてさ。


と思った。