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あおもり HARDBOILED(はぁぁどぼいるど)

無意識的に どういうわけか逆主流

多分鮫節は、味に重量感と奥行きを与える役目をすると思う。
消費者がそのことを理解してくれるまでには時間がかかるだろう。
また、タンパク加水分解物との稚貝はどうなのか、といった価格面での比較が行われるに違いない。
理論武装をしていかなくはいけないと思う。
ようやく温かくなった。風は強めだが受ける体感が全く異なる。重みが増したような風だ。

うちのハムスターが元気になった。
今年の冬の間、死期は近いだろうと予想していたくらい弱弱しかったのが嘘のようだ。
夜中に私が起きて、出勤前に歯を磨いていると、輪を回して走っている音が聞こえる。
嬉しくなってケージを覗くと輪から降りて挨拶してくれる。
たとえようがないくらい嬉しい。

うちの原っぱに生えている桜(名前はよく分からないが、さくらんぼがなる木である)の枝のつぼみも大きくなっている。
18年前にオヤジが1メートルほどの木をどこからか持ってきて植えたのだが5メーターほどの大きな木に成長した。
季節は、人の感情や世間の政治や経済と関係なく、着実に己の時を刻んでいく。
その確実さが頼もしく感じるのは、私の気持ちが軟弱になっているからではないかとも思ったりする。



今まで頭の中にはあったが試作したことがないものがある。

仙台の展示会でうちを知ったという会社が、今朝連絡をくれて近日中に青森にくるので会いたいという。
鮫節に興味があるという。
展示会当日受け取った名刺を調べたがその会社のものはなかった。
私が席をはずしているときに来られたか、あるいは素通りしたが気になっていたか、とにかく名刺交換はしていなかった企業さんらしい。
会社のお名前を聞いてから所用があるのでこちらから再度連絡するといって電話を切った。
ネットで検索すると、なるほどうちのサメ節に興味を持ちそうな会社だなと納得がいったし、うまく行けば協力体制も取れると考えた。
こちらから連絡し即商談と相成った。
話をしてみないと分からないが、私の想像通りであれば、うちが先方の原料提供すると同時に、先方はうちの委託製造も手がけてくれるはずで、そうなると一気に可能な商品が増えることになる。

頭の中にだけ存在していた商品にも転用できるはずである。
こちらの加工については下調べは既にできていた。ただ、試作するのが億劫でやっていなかっただけだ。
今日の昼飯に、試作をかねて軽く作ってみたら、十分食えることがわかった。
インパクトのある具財を足すと面白いものが出来ると踏んでいる。
販売だけが心配だ。

ところが、またもやうちの商品を取り扱いという業者さんから電話がやってきて、調べてみるとビックリするような会社である。私の知り合いの商品も取り扱っていることが分かった。早速知り合いに電話してそのサイトのことを聞いてみた。
「いいお客を持っているし、ページつくりも製品を理解した上で作っているからいいところだ。最近糸井重里さんが買ってくれた」と
出展料はそれほど高いものとは思えなかったし、マージンもスーパーにだすよりはいいだろう。

私の頭の中の別な部屋で、あるイメージが出来つつあるのを感じている。
メタリック=硬質な像である。しかも透明で角ばったものだ。

私にも春の風が吹いてきたと思いたい。