聞いたことのない人がほとんどだと思いますが、
首都圏外郭放水路というのは、埼玉県にある世界最大級の
地下放水路です。
一年に一度、自由に入れるというこで、はるばる出かけて行きました。
外郭放水路は、洪水時に中小河川から溢れた水を地下トンネル
に取り込み、江戸川に排水することを目的する為、平成4年に着工して、
平成18年に完成したそうです。
民主党前原誠司氏も国交大臣時代に視察に来て、
「実に素晴らしいが、建設費が高すぎる。」
と言ったそうですが(^▽^;)、3.11の地震からは、防災上の点からも
全国の自治体からの見学者が後を絶たないという事です。
・・とあたかも小学校の社会科見学記のようですが、
実は、この放水路。
本来の目的より、”地下神殿”として、結構人気なんですよね。
水の勢いを調整するための調圧水槽は、長さ177m・幅78mの広さがあり、
59本の巨大なコンクリート柱が立っています。
それが、普段は、水を取り込まず空なので、人も立ち入れる巨大な地下空間と
なっているのです。
この巨大水槽内の空間に整然と太い柱が立ち並ぶ様子が、
あたかも地下神殿のような雰囲気を持っているので、TVの戦隊ものや
CMのロケによく使われています。
入口は、こんな普通の建物ですが・・
100段の階段を下りるとそこは、異空間。
下にいる人間の大きさを見てもらえれば、どの位巨大かわかると思います。
集中豪雨などの放水時には、ここが満杯になるというからビックリです。
地下神殿という名のつくのがわかる気がします。
地上の喧騒を忘れさせる荘厳さすら感じさせる空間です。
ここは、ライブやコンサート会場にも使われる事があるようですね。
今日もギター弾き語りのライブ演奏中でした。
反響するので、ステキでしたよ。
この空間
戦隊ものだけではもったいないですね。
ハリウッド映画でも是非使ってもらいたいです。
近未来ものの地下要塞とかにぴったりじゃないでしょうか。
『24』とかにも使って欲しいですね。
ジャックが追跡している間に放水されて危機に陥るなんて
どうでしょう?(^_^;)
地上に上がると、先程降りた建物が随分向こうに。
逆側に出たんですね。
この広い緑地の真下全体が地下神殿です。
信じられない位、広~い!
地上に上がったら、ゆるきゃらのコバトンがいました。
う~ん。いやされる。
一緒に写真を撮ってもらっちゃいました(*^。^*)