★ダヴィンチ・コード★~「読んだぞ!」の段 | 思い入れ★ホームシアター★日記

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わ~い。ついに我が家にホームシアターが・・
6.1ch 80インチスクリーン。
その驚きの臨場感!!近所の皆さんごめんなさい。m(_ _)m

ダ・ヴィンチ・コード (上)
読んでから見るか。見てから読むか。
今回は、読んでから!
「ダヴィンチ・コード」は、昨年あたりからちょっとずつ
読んでいたのだけど映画が公開されるって言うので
その前に読まなくてはと一気に読んだ。
翻訳物って、日本人には理解不能なスラングとか
ジョークとかが、そのまま訳されちゃうところが違和感
なのでいまいち乗り切れないところがあるのだけど、
この小説は、その手がほとんどなくて、読みやすかったな~。
謎解きのおもしろさもあって一気に上巻を読んでしまった。
ちなみに、新聞の評によれば、”ト書きのような小説”
なんだって。
確かにそれは言える。
人物描写とか、登場人物の心情なんてほとんど書かれていない。
あっという間に読めるわけである。
・・で、上巻まで一気に読んで盛り上がったところで、
下巻に・・。
ここで、一気にトーンダウン。
キリスト教信者ではないけれど、中、高とカトリックの学校に
通って(ついでに大学もだ)、聖書研究とかにも参加してた人間
からすると”あのテーマ”っていうのは、なんか不愉快
神を冒とくしてるとか、不敬だとかそういう次元ではないのだよね。
信じる信じないとは関係なく、世の中には、人知を超えた
”聖”なるものっていうのがあると思うのね。
それを、俗世間に引きずりおろしてネタにしてしまう・・って
いうとこが何か不愉快。
まあ、受けとり方、人それぞれだと思いますが。
推理小説としてはどうだろう。
舞台も題材も大がかりなんだけど、そんな、世界的なブームを
巻き起こすほどの傑作ミステリーかと言われるとちょっと疑問。
アナグラムを使った謎解きが多いのだけど、言語を知らない
日本人の私には、おもしろさがいまいちでした。
「犬神家の一族」の”よき・こと・きく”とたいしてレベルが違わないと
思ったのだけど・・。(横溝先生すみません・・)
・・とここまで酷評してるのもやはりテーマを知って、一気に
テンションダウンしたからかもしれない。
でも、明日映画見に行きます。
映画は映画で、カンヌのプレス席では失笑がわき起こった
そうで・・。
ほんとにそうなのか。
次は映画の感想。