★スーパー・サイズ・ミー★~「ポテトはいかがですか?」の段 | 思い入れ★ホームシアター★日記

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わ~い。ついに我が家にホームシアターが・・
6.1ch 80インチスクリーン。
その驚きの臨場感!!近所の皆さんごめんなさい。m(_ _)m

レントラックジャパン
スーパーサイズ・ミー


この映画を見終わった瞬間、思わず、夕食の支度に
とりかかってしまった。
今日は、その辺で惣菜買ってきて、適当に済まそうと
思ったのに・・。
それだけ、この映画は、インパクトがある。
改めて思い知らされたね。
人間にとって、食生活っていうのは、本当に大切なもので
あると・・。


【内容】

アメリカの新進映画監督モーガン・スパーロックは、
アメリカの二人の少女が、『肥満の原因を幼い頃から食べ続けた
ハンバーガーのせいであるとして、マクドナルドを告訴した・・』
というニュースをみて、とんでもない実験を思いついた。

『一日3食30日間、ハンバーガーを食べ続けたらどうなるか』

被験者は、自分。
この映画は、この奇妙な実験をリアルに描いたドキュメンタリー
映画である。


予告編を見た時は、ただのおバカな実験だけかと思った。
監督が30日間、ハンバーガー食べ続けて、体を壊す話し・・。
そりゃあ、そうでしょ。
マクドナルドに限らず、同じものを、30日間、運動もしないで
3食食べ続ければ、体調を崩すのは当たり前。

でも、この映画を観ると、監督が描きたかったのは、、決して
天下のマクドナルド批判でもなく、「華氏911」のムーアをまねした
受け狙いを狙ったドキュメンタリーでもない事に気がつく。

この映画は、実験の合間に、実に真面目にアメリカの病める
食生活
をレポしていく。

農水省から送られてくる冷凍食品を暖めて並べるだけの
学校給食。
そして、ブッフェ形式のこの給食のメニューはと言えば、
スナック菓子や、ピザ、ジャンクフード。もちろん飲料は、
レモネードなどの甘味飲料中心。
給食からこんな有様であるこのアメリカという国は、
また、外食率40%でもあるそうだ。
そして、街を歩けば、ファーストフード店の数々・・。
学力向上、学習時間確保の為に、減らされる体育の時間と
昼休みの時間。その結果もたらされる慢性の運動不足etc,etc・・

今、国民の肥満が深刻な問題となっているアメリカの実態。
この映画で描かれている内容には、ある意味、銃社会の恐怖を
描いた「ボーリング・コロンバイン」以上の怖さがあった。

この映画を観ると、まだまだ日本は、食生活について
考えている、工夫されているな・・とも思うが、昨今の、ジャンクフードの
普及、コンビニ弁当の日常化。
『食生活』の面でもアメリカに追いつく(?)日は近いかもしれない
最近,『食育』という言葉を良く聞く。
食生活を通して、心身共に、成長していく。
早期教育に夢中になっているお母さんや、ダイエットしか頭にない
若い女性に是非、見て欲しい一作であると思った。