今日は鹿肉をいただきました。珍しいでしょ?

友人のプレジャーボート仲間の方が北海道で撃ってきたそうです。

ありがたいことに、中でも一番柔らかくて美味しいとされている部位をいただきました。

さてどのように料理をするか珍しい食材ですから迷うところですよね。

鹿肉はソテーにしてわさび醤油あたりが一般的かなと思いますが、

今回は煮込み料理にしてみます。

愛知県の味噌、八丁味噌を使ったシチュー(のようなもの)に挑戦します。

いただいた肉の塊はこのような感じです。


冷凍でいただいたので、半解凍まで自然に解凍して肉をカットします。

このような塊肉を捌くには牛刀があると便利です。

久元の包丁は切れ味抜群です。


こうした肉は、肉屋で買ったものと違い、筋や脂の膜などいろいろ取り除かなければ

いけないところがあります。

いわゆる肉を掃除して、シチュー用に角切りにしました。


ストウブの鍋にセロリ、玉ねぎ、にんじんをこのぐらい入れました。

香味野菜をたくさん入れることで、出来上がりの味がぐっと良くなりますよ。


一応鹿肉をフライパンでソテーします。

軽く塩胡椒をしましたよ。小麦粉を入れたりしてもいいんでしょうね。


香味野菜を入れた鍋にトマトを荒ごしにしたものを加えました。

材料は、この野菜と鹿肉だけです。


ストウブ鍋の重い蓋でしっかり蓋をしたまま2時間から3時間煮込みました。

鹿の肉って固そうだから、時間をかけて煮込んでみました。

味付けはいろいろ入れてみましたよ。

でも、特筆したいのは、八丁味噌を味付けの中心にしたことです。

加えた調味料は、塩胡椒以外に赤ワイン、トマトペースト、フォンドボー、

醤油、ソース、トマトケチャップ、それに八丁味噌、こんなところかな。

牛肉に比べて、鹿肉は少し旨味とコクが不足しそうだったので、八丁味噌と

フォンドボーはこの料理に合うんじゃないかな?


そしてさらに1時間以上煮込んでできたのが、この鹿肉シチュー。

この段階でも、結構香味野菜が溶けていなかったので、ブレンダーで

なめらかにしました。

そしてこのように予定通りの出来上がりです。


うまいや、これ!

長時間煮込んだことにより、鹿肉🦌は牛肉のすね肉のような食感になり

脂の嫌な感じは皆無で、軽く噛めばほぐれる感じです。

また、このソースのうまいこと、写真には入っていませんか、バケットで

すくっていただいたら、ワイン🍷が止まりませんよ。

今回の鹿肉シチュー、八丁味噌味、大成功。