今日は京急蒲田で仕事があったので、帰りに穴子専門店の暖簾をくぐりました。

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メニューは基本的には穴子中心ですよ。
お通しも穴子の肝を煮たものでした。あとは、大根の漬物とウドの煮物。

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こちらはサービスの穴子の骨。

この辺からご主人とコミュニケーション開始。
この寿司店創業は昭和42年、50年前に始めたみたいです。その当時は羽田の穴子がたくさん取れたようですが、漁業権を放棄しているせいか、漁業者は少なくなって羽田沖のものはは少なくなってしまったようです。
でもこのこだわりのご主人は、良い穴子を求め続けて穴子をメインにする方針を変えずに今日までやってきています。この親父かなり頑固だな。

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基本的に活の穴子を使っているらしく、さまざまな方法で九州ものや千葉のもの、神奈川のものなど生きの良い穴子を手に入れて提供しています。

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以前ははえ縄漁で穴子を取っていましたが、最近は穴子をイワシなどに魚を餌として入れた筒で捕獲するので、小さな餌で釣るはえ縄と違って、筒の中でその餌を全て食べて満腹になっちゃうので、これが味を悪くしているらしいっす(モヤさま)

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何はともあれ普通の寿司屋と違って、ネタケースを見ながらアレにしようか、コレにしようかと考える必要はありません。
お通し食べて、骨食べて、白焼き食べて、お銚子空いたら、「穴子握りますか?」はい、「一人前?」はい、「コハダも食べる?」はい、と、これだけの会話で注文は全て終了。

煮穴子は握りが一番と書いてあり、あえてツマミで、とは頼みにくい雰囲気。禁煙、禁読と書いてありますが、主人は別とも書いてあります。

仕切り屋さんのご主人ですね。
穴子一筋の方針変えずにずっとやってるんだから、意固地ですよ、きっと。
でも親父の笑顔はとても柔らかいですよ。
煮穴子と同じくらい柔らかい。✌️

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この店結構取材も入っているようで、正直散歩や最近では松潤も来そうで、松潤が座ったの、その席だよとか言われました。
自慢の穴子はもちろん旬でもありとても美味しいですが、このコハダの美味しさはなかなかのもの。