聞いた話を…

ある日の夕方 帰宅途中の小学生の男の子が川のそばを歩いていると一人の女性がずぶ濡れになりながら川の中を歩いていました

川と言っても大して深くはなく足の甲が隠れる程度


女性は何かを探しているのか

「……ない …ない」

と呟きながら歩いていたそうです


少年は こんな浅い川で何故あんなにずぶ濡れになっているのか…
少し考えて

『きっと川で滑って転んだ拍子に何かを落としてしまったんだろう』

そう考えました


「大丈夫ですか? 何かを探してるなら僕も手伝いますよ」

と笑顔で近づくと女性は振り返り

「いた… 見つけた…」


その女性の顔はつぶれて血に染まっていました

女性は続けて

「独りで死ぬのは寂しいから一緒に死んでくれる人を探していたの…」

と言いました



翌日 その川で顔面が潰れた女性と少年の2人の遺体が手をつないだ状態で発見されたそうです

女性は三日ほど前から行方不明となっていて捜索願いが出されていました


そして死後三日は経っていたと言う話です



「ない」を続けて言ってみよう

「ないないないない… いない」

女性は「いない」と言っていたのです…



さて この話は本当か嘘か?