(2007年8月~終戦記念日でおもい出した話)


太平洋戦争末期 殆どの男性に召集令状がきました。
近所の新婚間もないお家にも、召集令状がきました。
妊婦の奥さんは街角に立ち、道行く人に千人針を頼んでられました。
   
千人針とは(服巻に千人の人が1人1つ赤糸で印をつけます。
その腹巻をつけて弾が当たらない様、兵士の無事を祈願します)

奥さんが、長時間立ってたらお腹の赤ちゃんに悪いし、
ご主人と少しでも一緒の時間を過ごしてほしいと、
母は、千人針を引き受け持ち帰り、知人の家を廻って歩きましが、
日数が少なく、2割程残ってしまいました。

残ったところは、母と私が夜なべで作り、出征前にやっと完成。<BR>
ご主人は、千人針の服巻を身につけ戦地へ。

少女の私は、ごまかした事に胸を痛め、戦死されたら私達の責任だと・・
母は「あれは迷信。千人針つけてても、死ぬ時は死ぬ。大丈夫」と。
ちなみに その方は戦後無事帰還されました。
明治生まれの大胆な母。そんな母に似ず、私は小心者です。