チョコ
明日はバレンタイン
世の中ではチョコが貰えなかったり貰えたり
皆様はどうおすごしするのでしょうか
雪降る街角を手を繋いで歩くのか、一人立ち食いうどんをすするのか、身体にチョコを塗りつけて愛する彼氏をひたすら待つのか、カレー食ってるのか
過ごし方は各々です
さて、かくいう僕は明日、何をするか…
明日、僕は人を待ちます
あれはもう10年前の事です
僕は学校給食のおかずの『ポパイサラダ』というほうれん草のサラダを人一倍食べてしまい、食中毒で一週間ほど入院してしまいました
初めの2日間はまともに立つこともできず、足下がおぼつかないようなくらいにフラフラでした
しかし、それも最初のうちだけであり、残りの期間は点滴こそ打ったままでしたが、色々な所を歩き回るくらいまで元気になっていました
入院先は小児科
僕以外、全て幼児です
ある日の事です
病室で寝ている事に飽きを感じ、患者達が集まるロビーへと行く事にしました
しかし、当時中学生の僕が自分よりも年齢の高い人達の中に入って会話をしたとしてもたかが知れています
なので、ロビーの隅の方でただボォ~ッと大きな雲の流れる様子を見ていました、すると
『雲、好きなの?』
『えっ!?』
一人の女性が声をかけてきました
歳は見た感じ同じくらい
『う…うん』と返すと彼女はニコッと笑って
『私も~。雲って色んな形になるもん!まるで、人の感情みたいに…』と、返してきました
『あ…うん、だよねぇ~』と思春期かつシャイな僕は、言葉の内容がよくわからないまま、よくわかったような相づちを打ってました
でも、そんな他愛もない言葉に、何か惹かれるものもありました
『何でココに入ってるの?』と彼女は質問してきます
『あ…うん、ちょっと…腹痛でね』と少し苦笑いしながら伝える僕を見て、何を感じたのでしょうか
『あ、そうなんだぁ』と微笑みました
その微笑みに、僕は、いや僕の意識は全て取り込まれたんです
『あ…いや…ま…まぁねっ』と、誰もが見ても取り乱している僕がそこにいました
そんな僕を見ながら彼女は次々と質問をしてきます
名前
年齢
好きなミュージシャン
学校での流行り事等、色々と質問して、その問いを返す、そんな繰り返しをしていたら、すっかり辺りは暗くなっていました
『あ、暗くなった…ゎそろそろ戻らなきゃね、またね』と笑顔の残像を残し病室に戻る彼女を見送る僕
そんな感じで翌日も、またその翌日もそのロビーに通っては話をする毎日
今までにないような未知の楽しさと興奮に溺れる自分がそこにいました
しかし、そんな日も長くは続きません
僕の退院です
退院の日、親が手続きをしている間、僕は彼女へ退院する旨を伝える為に、ロビーにへと向かいました
ロビーには、何時ものように雲を見ている彼女が
そして、僕を見つけるやいなや『見て!あの雲!あんな形見たことないよ!』とはしゃいでいます
はしゃぐ彼女を横目に僕は、『う…うん』と同じ気分には乗れず、ただその場の空気に相づちを打つばかりでした
そして、一つの区切りがついた頃、思いきって退院の旨を伝えたんです
『今日で…退院なんだ』
そう伝えると、誰もが優しい顔になるような笑顔が瞬時に消え、少し呆然とした後『そ…そうなんだぁ…』とかき消えそうな声でつぶやきました
『うん…』としか言えない僕
すると彼女はクルッと後ろを向いて、ポシェットから欠けたガーナミルクチョコレートをくれたんです
そして
『次、何処かで会った時には、このチョコの残りをちょうだいね。約束っ!』と、涙を押し殺した笑顔で手渡してくれたんです
それから約10年
ブログをやっていましたら、コメント欄にこんな一文が
『お久しぶりです。チョコレートをもらいにきました♪』
バレンタインは女性が男性にチョコレートを渡す日
でも本来は、男性が女性にプレゼントをしても良い日なのです
明日は、各々の場所で温かい空気に見舞われるのかもしれないですね
という、作り話
そんな『感動のアンビリバボー』的なこと、あってほしーわ
長文読んでくれた結果がこれでごめんねー♪
世の中ではチョコが貰えなかったり貰えたり
皆様はどうおすごしするのでしょうか
雪降る街角を手を繋いで歩くのか、一人立ち食いうどんをすするのか、身体にチョコを塗りつけて愛する彼氏をひたすら待つのか、カレー食ってるのか
過ごし方は各々です
さて、かくいう僕は明日、何をするか…
明日、僕は人を待ちます
あれはもう10年前の事です
僕は学校給食のおかずの『ポパイサラダ』というほうれん草のサラダを人一倍食べてしまい、食中毒で一週間ほど入院してしまいました
初めの2日間はまともに立つこともできず、足下がおぼつかないようなくらいにフラフラでした
しかし、それも最初のうちだけであり、残りの期間は点滴こそ打ったままでしたが、色々な所を歩き回るくらいまで元気になっていました
入院先は小児科
僕以外、全て幼児です
ある日の事です
病室で寝ている事に飽きを感じ、患者達が集まるロビーへと行く事にしました
しかし、当時中学生の僕が自分よりも年齢の高い人達の中に入って会話をしたとしてもたかが知れています
なので、ロビーの隅の方でただボォ~ッと大きな雲の流れる様子を見ていました、すると
『雲、好きなの?』
『えっ!?』
一人の女性が声をかけてきました
歳は見た感じ同じくらい
『う…うん』と返すと彼女はニコッと笑って
『私も~。雲って色んな形になるもん!まるで、人の感情みたいに…』と、返してきました
『あ…うん、だよねぇ~』と思春期かつシャイな僕は、言葉の内容がよくわからないまま、よくわかったような相づちを打ってました
でも、そんな他愛もない言葉に、何か惹かれるものもありました
『何でココに入ってるの?』と彼女は質問してきます
『あ…うん、ちょっと…腹痛でね』と少し苦笑いしながら伝える僕を見て、何を感じたのでしょうか
『あ、そうなんだぁ』と微笑みました
その微笑みに、僕は、いや僕の意識は全て取り込まれたんです
『あ…いや…ま…まぁねっ』と、誰もが見ても取り乱している僕がそこにいました
そんな僕を見ながら彼女は次々と質問をしてきます
名前
年齢
好きなミュージシャン
学校での流行り事等、色々と質問して、その問いを返す、そんな繰り返しをしていたら、すっかり辺りは暗くなっていました
『あ、暗くなった…ゎそろそろ戻らなきゃね、またね』と笑顔の残像を残し病室に戻る彼女を見送る僕
そんな感じで翌日も、またその翌日もそのロビーに通っては話をする毎日
今までにないような未知の楽しさと興奮に溺れる自分がそこにいました
しかし、そんな日も長くは続きません
僕の退院です
退院の日、親が手続きをしている間、僕は彼女へ退院する旨を伝える為に、ロビーにへと向かいました
ロビーには、何時ものように雲を見ている彼女が
そして、僕を見つけるやいなや『見て!あの雲!あんな形見たことないよ!』とはしゃいでいます
はしゃぐ彼女を横目に僕は、『う…うん』と同じ気分には乗れず、ただその場の空気に相づちを打つばかりでした
そして、一つの区切りがついた頃、思いきって退院の旨を伝えたんです
『今日で…退院なんだ』
そう伝えると、誰もが優しい顔になるような笑顔が瞬時に消え、少し呆然とした後『そ…そうなんだぁ…』とかき消えそうな声でつぶやきました
『うん…』としか言えない僕
すると彼女はクルッと後ろを向いて、ポシェットから欠けたガーナミルクチョコレートをくれたんです
そして
『次、何処かで会った時には、このチョコの残りをちょうだいね。約束っ!』と、涙を押し殺した笑顔で手渡してくれたんです
それから約10年
ブログをやっていましたら、コメント欄にこんな一文が
『お久しぶりです。チョコレートをもらいにきました♪』
バレンタインは女性が男性にチョコレートを渡す日
でも本来は、男性が女性にプレゼントをしても良い日なのです
明日は、各々の場所で温かい空気に見舞われるのかもしれないですね
という、作り話
そんな『感動のアンビリバボー』的なこと、あってほしーわ
長文読んでくれた結果がこれでごめんねー♪
