こんにちは。
ライターでインタビュアーの
鮫川佳那子(さめこ)です。
「さいたい血」とは、
赤ちゃんのへその緒を流れる血液のこと。
この血液が、将来赤ちゃんを救う可能性があります。
というのも、「さいたい血」の中にある「幹細胞」は
臓器、筋骨、血液の成分、神経など
「からだのもと」になる細胞ゆえ、
白血病や脳内麻痺、自閉症、小児難聴など
難病の治療に役立つ可能性があるからです。
そして、さいたい血は
へその緒、胎盤からしかとれないので、
採取できるのは出産時の一度だけ!
また民間さいたい血バンクは
それなりにお値段がかかります。
10年保管で24万円。
20年保管で29万円。
そこで、出産前のこのタイミングで
さいたい血を保管すべきかどうか、
夫と話し合いました。
まずは、情報収集。
かかりつけの産科のお医者さん、
知り合いの産婦人科のお医者さん、
民間さいたい血バンクの方に
お話を聞いてみました。
【Q.公的さいたい血バンク、民間さいたい血バンクの違いについて】
→さいたい血の保管先には、
公的さいたい血バンクと民間さいたい血バンクがある。
公的さいたい血バンクでは、
難病患者のために寄付を募っており、
実際にさいたい血を使用するのは第三者(本人は使えない)。
そして、第三者のさいたい血が
必ずしも患者に適用するわけではないので、
治療の際には、患者に合うさいたい血を探すのに
時間がかかったり、副作用が出てしまうことも。
一方、民間さいたい血バンクでは、
さいたい血は赤ちゃんと
そのご家族のために保管されていて、
万が一のときに本人たちが利用できる。
また、もともと本人の細胞なので、
本人の治療に使う場合は適用率は100%で、
副作用も出ないので安心。
【Q.さいたい血は、今現在、具体的にどんな病気の治療に使われているのか】
→白血病、再生不良貧血など血液の病気の治療に使われている。
ただ、白血病は10万人に約6人、
再生不良貧血は10万人に約5人
という低い発病率。
さらに、さいたい血を治療に使うのは、
治療の最終段階。
その前段階の治療で治る場合も多い。
なので、上記血液系の病気のためだけに
保管する必要はないのでは?
ということだった。
【Q.現段階で、まだ研究段階の病気は何か】
→脳内麻痺、自閉症、小児難聴などはまだ研究段階。
ただアメリカでは症例が複数出ており、日本でも今後広まっていく可能性が高い。
また脳内麻痺は2〜3/1000人
自閉症は1〜2/100人
小児難聴は1〜2/1000人
と発症率は低くはない病気。
もしも上記のような病気になった時に備えて
民間さいたい血バンクで保管をしている人が多い。
ということで。
彼らの話を聞いて、
私たち夫婦が考えたことは以下。
★血液系の病気については発症率も低いし、さいたい血を使う前段階の治療で治る場合も多い
★そして、まだまだ研究段階の治療法なので絶対に保管すべきものではない
★ただ、私の親族に10万人に約5人という低い発病率の再生不良貧血を患った人がいるので(今は治療で完治しています)もしもの時に備えた方がいいのではないか
★また、「あの時、さいたい血をとっておけばよかった」と後悔するのは嫌なので、保管するのも一つの手ではないか
民間さいたい血バンクの担当者さん曰く、
キャンセルは出産当日まで可能だそうなので、
最後の最後まで考えてみますが、
現段階では保管する方向で考えています。
もし、この投稿を見ている方の中に
私と同じようにどうしようか考えている方、
出産時にさいたい血を検討した経験がある方がいたら
コメントいただけると嬉しいです。
▼ちなみに、民間さいたい血バンクの詳細はコチラ
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