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生まれつき目と鼻がなく、見ることも話すこともできない重度の障害を持つ娘さんと、母である倉本美香さんの14年間が綴られたこの本。

涙なしには読めませんでした。


時には、先が見えなくて屋上から飛び降りようと思ったこともあったと言います。そんな中、家族と一緒に困難に立ち向かい続けてきた美香さん。



「生まれてきてくれて、ありがとう。生きていてくれてありがとう。あなたがいることが本当に大切で、本当に必要なのよ」



「本当の痛みを知った人こそ、人に優しくなれる、強くなれる。そこから明るい未来を見出していく方法を、ひとつずつ模索してみよう」



美香さんが綴る言葉に、思わず涙が溢れました。


娘さんのこと、そして家族のことを世の中に伝えることは、とても勇気がいることだと思います。


でも「障害を持って生まれた娘が伝えてくれることを、私が代弁して伝えることで、何か世の役に立てることがあるかもしれない」と筆をとった美香さんの勇気、本当にすごいなと思いました。


今ある生命の大切さや、生きていることのありがたさ。


この本から、とても大切なことを教えてもらいました。


美香さん、ありがとうございました!



▼生まれてくれてありがとう
目と鼻のない娘は14才になりました